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文春新書『生きる哲学』を精読する。

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7 第5章の感想に付け足し 志村さんが、ゲーテの色彩論に出会ったときの感激が書かれたところも好きです。でも、続いて、古典の宿命として、それが受容されると、様々に解釈され、複雑化されてしまうことを嘆く場面があります。私たちが学んでいる、宗教や哲学など学問、すべてそうだなと思います。複雑化され、難しくされ、本質的なことが覆い隠されてしまう。私たちが学ぶ哲学も、あれはどうだ、これはこうだ、ばかりではなくて、哲学とともに生きられるかどうかが問題ということですね?だから、「生きる哲学」なんだな、と思いました。