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文春新書『生きる哲学』を精読する。

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つづき そんな体験をすれば、もう、それがよい詩かどうか、他人に尋ねようなんて思わないだろうと、リルケは若き詩人への手紙に書いているんですね。鈴木さんのいつかのブログ、たった一人のために書く。その一人は自分。と書かれていたのを思い出しました。 こうして生まれた作品こそが、結果的には何年もかかっても、多くの人に読まれることになるのだなと。 そしてリルケの詩作のお話からベートーベンの第九が思い浮かびました。ベートーベンもきっと、今でも多くの人に歓喜を与えるあのメロディーが訪れるのを何年も待ったのかなと。