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文春新書『生きる哲学』を精読する。

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12 第10章を読んで 宮沢賢治です。テーマは「燃える」です。 絶対を求めること(求道)は、我が身を燃やすこと。それは人間が行い得る最も高次な献身の営み。万人に求めるべき美は内在する。それは誰か特別な人たちのものじゃない。そういう人たちに押しつけられるものじゃない。日常生活の奥深くに潜むもの。そこにあるありのままの事実。科学的であるとは、恣意を排し、ありのままの世界と対峙すること。日々の生活を祝福すること。その求道こそが霊性であり、そこに起こる芸術、革命こそが人を動かす。まさに生きる哲学ですね。