外国語の本は、「挑読」にふさわしい本の一つだと思います。
日本語の本では、「わかること」を当たり前として経験していますが、
外国語の本になると、途端に「わかること」が少なくなります。
当たり前かもしれませんが、外国語の本は、日本語の本に比べて、
わかる所が圧倒的に少ない。これは、当たり前ですが、重要なことです。
外国語の能力は、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングで、
分類されていますが、どの能力も相互に影響しあっていると言います。
リーディング能力の場合、外国語の単語、語句、文化背景の知識を知っていることが、
その能力が高いか、低いかの証明になります。
よって、言い替えれば、外国語の本を読むためには、
かならず、わからないことを多くの経験しなければいけないということになります。
外国語の本は、「見るだけ」では、わかりません。単語、語句、文化背景を知らないと、
わかるようにはなりません。
人間は、わかっているものばかり、見たり聞いたりしているだけでは、
問題意識を育んだり、その問題の幅や深さを広げたりできません。
やはり、わからないことを経験しないと、広い意味では、学習能力が、
向上していかないかもしれません。
外国語の本は、もしかしたら、挑読に持ってこいの本かもしれません。
自分の問題意識を育み、学習能力を上げる数少ない方法かもしれません。
外国語の本を読むことは、ものすごく貴重な経験かもしれません。
10年前は、洋書は3倍ぐらい値段を払わないと、手に入れることはできませんでしたよね。最近は、洋書は、もっぱら、キンドルで読みます。ほんと、便利になりました。ただ、書籍で注文すると、やはり、日数がかかります。INOVATORという本を注文したら、1ヶ月近くかかりましたね。
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