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「ウルトラQ」は最高!「ウルトラマン」は最低!と思う方はご一報ください!

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轟直人の記憶にある最も古いテレビ番組は「ウルトラQ」です。「鉄腕アトム」や「鉄人28号」や「エイトマン」はブラウン管に映っていた記憶はあってもストーリーは記憶もなければ理解もできていませんでした。「ウルトラQ」はストーリーを楽しんで夢中になっていました。「2020年の挑戦」放送翌日には(昭和41年5月9日ですね!)観なかったというお友達に「ドロドロしたのがくっつくと人がどんどん消えちゃうんだよ!」となんとかその面白さを伝えたくて躍起になったものでした。大人になった今は「アンバランス」のまま路線変更しなかった「幽霊自動車」や「霊界放送局」や「宇宙新婚旅行」(💓)を観てみたかった気もしますが小学校低学年の轟直人を惹きつけてやまなかったのは異形のモンスターたちでした。轟直人より1世代前のV世代にとっては「ウルトラQ」はそれまで年に1本か2本劇場でしか観られなかった特殊撮影のモンスター映画を毎週TVで観られる画期的な番組だったそうですが轟直人は物心ついてみたらTVにはケムール人やらセミ人間やら山彦妖怪やら水妖怪やら千年ガマやら妖術一つ目やら金属人間メタリノームやらキュドラやら宇宙植物サタンローズやら悪魔の目ガンモンスやら特殊撮影のモンスターがあふれていたW世代です。(「怪獣」という呼び方は幼稚な気がしていやなので「モンスター」と呼称させていただきます。映画のタイトルに「怪獣」と使われている場合はやむなくそのまま使いますが。言葉を略すのも好きではないので「特撮」ではなく「特殊撮影」と呼称させていただきます。)「ウルトラQ」が放送された1966年には年に1本か2本の映画のほうではゴジラはすでにキングギドラやエビラやカマキラスを倒す正義の味方になりつつあったようですが「ウルトラQ」の放送第1話「ゴメスを倒せ!」ではゴメスとして遺憾なく凶暴さを発揮していますね。「ウルトラQ」実質第1話「マンモスフラワー」の〖古代の巨大生物が甦って東京の町を破壊して暴れ回って架空の新兵器で退治される〗という構図は「ゴジラ」の植物バージョンですよね。🌟大人になった今轟直人の神作品映画は1925年の「ロストワールド」です!《あの》コナンドイルの小説をウイリスオブライエンが映像化し(小説はプロントザウルスではなくプテロダクティルスだったそうですが)ウイリスオブライエン自身が1933年にプロントザウルスを超巨大ゴリラ〘キングコング〙にかえて大ヒットさせそれを観て興奮した円谷英二が1954年に超巨大ゴリラを水爆実験で変異した古代恐竜〘ゴジラ〙にかえて大ヒットさせそこから日本国内だけでも円谷英二自身によって〘ラドン〙に〘モスラ〙に〘キングギドラ〙!円谷英二以外によって〘ガメラ〙に〘ギララ〙に〘ガッパ〙!映画だけでなくTVでも円谷英二監修成田了造形の〘ぺギラ〙に〘ガラモン〙!円谷英二以外によって〘ガンマ〙に〘大海魔〙に〘ガンダ〙に〘ガバリ〙に〘アゴン〙に〘ドグマ〙に〘ガッポ〙に〘ジャコー〙に〘ガルバン〙に〘ブルコング〙に〘グローバー〙に〘ガンガー〙!次から次へと魅力的なモンスターたちを新たに生み出させる大元になったのですから特殊撮影モンスター世界の伊邪那岐伊邪那美です!大人になった今の目線で観ると違う意味でも「ウルトラマン」より断然「ウルトラQ」だし「ゴジラ」シリーズより断然「ガメラ」シリーズです。平成作品なら1995年の「ガメラ大怪獣空中決戦」だし2001年の「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」です。なぜか?「謎と驚」が大好きな本格ミステリーマニアに育った轟直人を楽しませてくれる「ミステリー要素=謎解き要素」が楽しめるからです!「ウルトラマン」はスペシウム光線のワンパターンでモンスターを退治して終わりですから謎解き要素の欠片もありませんが「ウルトラQ」には理屈無用の必殺技は存在しませんからガラモンにどう立ち向かう?ぺギラにどう立ち向かう?という『謎』に対する『答』を探さなくてはならないわけです。「ぺギラが来た!」のエンディングナレーションやよし!「どんな動物にも必ず嫌いなものが1つはあるものです。もしあなたも怪獣に襲われたら何をさておいてもまずそれをさがすことです。」ガラモンの場合にはロボットモンスターなのだから操っている電波を遮断すれば動きを止められるのでは?なるほど~!なわけだしぺギラの場合はぺギラはコケを食べている犬は襲わなかったのだからコケを使えばぺギラを追い払えるのではないか?なるほど~!なわけです。「ウルトラマン」はそういう知的謎解き要素を捨て去ってしまったわけです。「ガメラ」シリーズも「亀はひっくり返されたら自力では元に戻れないのでは?」とひっくり返してみたり「赤外線で急成長したバルゴンは赤外線にひきよせられるのでは?」と好物のダイヤに赤外線をあてて誘導したりのロジカルなアイデアが楽しめますが「ゴジラ」シリーズにはそういう「なるほど!」要素がありませんね。1995年の「ガメラ大怪獣空中決戦」は「ガメラはなぜ人間の味方をするのか?」「ガメラはなぜ回転して飛べるのか?」という素朴な疑問(つっこみ)に対して「なるほど~!」という謎解きを提示してくれました!2001年の「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」は「ゴジラはなぜ日本の最新スポットばかり襲うのか?」「ゴジラはなぜ不死身なのか?」という素朴な疑問(つっこみ)に対して「なるほど~!」という謎解きを提示してくれました!🌟小学校中学年になると特殊撮影モンスター番組も放送されなくなり興味関心もホームズやルパンに移り小学校高学年になると第2次特殊撮影モンスター番組ブームが到来しましたが第2次ブームは子どもだましにもほどがあるうえ粗製乱造でとうてい小学校高学年の鑑賞に耐えるものではありませんでした。小学校高学年だった轟直人を満足させられたのは実質「青年マガジン」だった「少年マガジン」に掲載されていた「仮面ライダー」や「デビルマン」です。おこちゃま目線で作られた幼稚でチープなTVとは別物の展開が楽しめました。「激マン!」に詳細に描かれていますがあの~副編集長時代に「巨人の星」の青雲高校時代を詳しく描かせたせいで1966年に入学してその年に入団したのに入団したら1967年になっていた~梶原一騎に「少年マガジン」に2本の連載をひきうけさせるためにちばてつやをはめた~宮原照夫が!編集長になって「単なるヒーロー物」でなく「深い人間ドラマ」を要求したから「少年マガジン」掲載の「仮面ライダー」も「デビルマン」もTVとは別物の『脱!単なるヒーロー物』になったわけです。が。轟直人の私見では第2次特殊撮影モンスターブームの時には「木枯し紋次郎」が大ヒットして「水戸黄門」のような「単なるヒーロー」ではなく「屈折したこじらせヒーロー」が注目されていたから特殊撮影モンスター番組にも「仮面ライダー」や「デビルマン」のような「屈折したこじらせヒーロー」が登場してきていたようにも感じるのですが・・・。TVの「仮面ライダー」は初期にはダークさを前面に出してお子ちゃまに受け入れられずに「単なるヒーロー」になりさがったようですし「ウルトラマン」のほうは円谷英二が監修していたときにはせめても「神秘のヒーロー」にはしていたのに円谷英二亡きあとの第2次ブームでは「神秘性」を徹底的に破壊されて「努力して」「ファミリーに助けられる」「身近なヒーロー」に貶められてしまったようですねw🌟幼稚園の記念帳に男子20人中2人がウルトラマンを書いていました。「おまえら幼稚なんだよ!」「だって幼稚園児だも~ん!」いやいやいやいや。轟直人だって幼稚園児だったけれど「ウルトラQ」には夢中になれても「ウルトラマン」には夢中になれないどころかむしろ不快に感じていましたから。得体の知れない宇宙人を受け入れて応援できるなんてよくいえば素直ですが悪くいえば幼稚ですよね。轟直人は得体の知れない宇宙人を受け入れることもましてや応援することもできませんでした。轟直人が記念帳に書いたのは東京タワーを襲うゴジラでした。(東京タワーを襲うゴジラが観られるのは轟直人が大人になってから~2003年の「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ東京SOS」と2007年の「ALWAYS続・三丁目の夕日」においてですけれどね。)ゴジラといえば1作目の国会議事堂2作目の大阪城3作目の熱海城など日本の名所・文化の象徴の破壊者としての暴れっぷりが見どころです。「ウルトラQ」の実質第1話「マンモスフラワー」は〖巨大植物が丸の内を破壊して架空の武器炭酸ガス固定装置で滅ぼされる〗物語です。つまり!〖巨大生物が銀座を破壊して架空の武器オキシジェン・デストロイヤーで滅ぼされる〗「ゴジラ」の植物バージョンです。実質最終回「ガラモンの逆襲」では最後を飾るにふさわしく当時まだゴジラがやっていなかった東京タワー破壊をやってくれました。しかも!光学合成撮影機オプチカル・プリンターを大活躍させたか東京タワー内部からの迫りくるガラモンのドアップという見せ場を用意してくれたではありませんか!6歳の時に東京タワーをへし折るガラモンに魅せられて東京タワーをへし折るゴジラの姿を夢に思い描いた轟直人は60年たった今スカイツリーをへし折るゴジラを見てみたい!と夢に思い描くのです。・・・というわけで轟直人は凶暴なゴジラには魅力を感じてものっぺりした宇宙人には魅力を感じませんでした。魅力を感じないどころかウルトラマンには怒りと憎しみをいだくに至っています。「ウルトラQ」が大好きだった轟直人は「ウルトラQ」に出てきたモンスターが出てくる回は見てみたのですがその扱いのひどいことひどいこと!💢💢💢💢「ウルトラQ」28話に2回登場する2大人気モンスターガラモンとぺギラはピグモンとチャンドラーとして登場しましたがピグモンはレッドキングに踏みつぶされチャンドラーはレッドキングに翼をもぎとられてレッドキングのひきたて役に格下げされそのレッドキングはウルトラマンにスペシウム光線を使うまでもなく投げ飛ばされて絶命(>_<)!要はいかにウルトラマンが強いかのPR作品ではありませんか!💢「ウルトラQ」においては人類はガラモンを破壊することができず電波を遮断することで動きを止めるのがせいいっぱいだったしぺギラのこともぺギミンHで追い払うのがせいいっぱいだったのです!モンスターの強大さに対するリスペクトが感じられました。ラゴンにしたって「ウルトラQ」においては音楽が好きで子どもが好きなじつは心優しい海底原人だったのです。なのに「ウルトラマン」では凶暴化したからといってスペシウム光線で殺しておわりだなんて(>_<)!今大人の目線でみたってラゴン殺しは乱暴にもほどがあると思います。プッツンして原爆をぶらさげて暴れ回るモンスターを退治して人類を救ったウルトラマンは偉いでしょうって押しつけられたって全く賛同できません!「ウルトラ」を名乗るんだったらプッツンしたラゴンのことも救ってみせてみろ!ってんです。ウルトラマンをひきたてることしか考えていずモンスターへのリスペクトのかけらもありません!💢ゴジラにしたって「ウルトラQ」においては角をはやしてデコってゴメスとして登場させましたがゴメスを倒すためにはリトラが自分の命をひきかえにしなくてはならなかったのです。なのに「ウルトラマン」ではエリマキをつけられてジラースにされてこちらもスペシウム光線も使ってもらえずエリマキをもぎとられて絶命って(>_<)!💢「ウルトラQ」の実質最終話「ガラモンの逆襲」では人類は悪魔のような宇宙人セミ人間の脅威にさらされた圧倒的な不安のままに終わるのに「ウルトラマン」の実質第1話「侵略者を撃て」ではセミ人間は角(?)とハサミ(?)をつけられてバルタン星人にされて登場して彼らの乗っている円盤もセミ人間の円盤を使いまわされたうえ「ウルトラQ」では人類の力及ばない脅威として描かれて終わったのにウルトラマンにはスペシウム光線1発くらって35億のバルタン星人が一瞬で全滅って!💢そもそも「ウルトラQ」は莫大な金と時間を費やして制作されて28話撮影終了後に放送された特殊撮影TVドラマ界の「北の国から」です。あ!逆だ!「北の国から」がTVドラマ界の「ウルトラQ」ですね!(#^^#)おちょくった内容で金も時間もかけずに作った「ウルトラマン」なんて特殊撮影TVドラマ界の「南の国から」です。だから逆だって!🌟円谷4部作「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」で轟直人を夢中にさせたのは「ウルトラQ」だけでした。東映4部作「悪魔くん」「仮面の忍者赤影」「キャプテンウルトラ」「ジャイアントロボ」には夢中になれました。「ウルトラQ」「悪魔くん」「仮面の忍者赤影」「キャプテンウルトラ」「ジャイアントロボ」の共通点は・・・①魅力的なモンスターが暴れ回る!(「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」には魅力的なモンスターが登場しませんからね。ハードSFを志向するなら巨大ヒーローはむしろ不要だったろうとも思います。)②退治するのは得体の知れない宇宙人ではなくあくまでも人間が自分たちの力で!(「悪魔くん」「ジャイアントロボ」もメフィストやジャイアントロボを操ってモンスターを退治するのは人間の少年金子光伸です!)

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