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おにやんま
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おにやんま
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物語冒頭に登場する架空の映画俳優アキ・マケライネン、彼の個性的というか異様な存在感に引き込まれる。世間から疎外され無害で哀れだけどインパクトのあるアキ・マケライネンに魅せられ、生きるスタイルまで仮託した二人の若者の友情と絶望と救済の物語。作者は「自己責任」の名のもとに生存の危機にある人を見捨て、あまつさえ憎悪のはけ口に攻撃するような日本社会の現実を告発する。主人公の一人が語る「この世界には、誰にも知られていない不幸がある。」は、真実を突いているだけにとても重い。夜明けが遠いことを暗示して物語が終わる。
0255文字
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おにやんま
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読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/27(2438日経過)
記録初日
2018/07/30(2435日経過)
読んだ本
160冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
56885ページ(1日平均23ページ)
感想・レビュー
159件(投稿率99.4%)
本棚
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性別
外部サイト
自己紹介

66歳。無職。カツオとビールが大好物。理屈っぽい人情家。気分次第に、ファンタジー以外は何でも読む派。基本的に図書館本。

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