「道具には使命がある。考えようによっては人間よりずっと尊い」ミーナの開発者の話が思ったよりずっと業の深い話だった…叔父さんの「不平等」の問い掛けもまったくその通りでウウ…と呻いてしまう。だからこそタクマの母親である絵美さんがすごく良かった!「あんたが奥さんって言ってる子の『所有権』を持ってるのがどうしても気持ち悪いのよね」って公正〜!おそらく1番良いかたちで収まって、これで私が心配してた「タクマが急死したらミーナはどうなる?問題」もとりあえず解決。そして妹はあいかわらずヘンなやつ!
あと「ロボット×オバケ」!独特の怖さがあって良い〜!煌々とした明るい家で、かすかな違和感がだんだん恐怖に変わっていく感じ。リフォームしたてのきれいな部屋なのに「なんか寒い」とか、何もないところを凝視するロボットとか、なぜか2人分用意される朝ごはんとか、そしてロボット同士で何やら相談している…とか、ここ単独でSF幽霊譚としても成立しそうで怖面白い!後半は「幽霊の好みの料理」を探るミッションになってきてこれはこれで面白い。「恐怖心」を持たないロボットたちがロジカルかつ優しい方法で幽霊に対処していく…
それにしてもこれまで出てきた人達、タクマにとって優しい、というか「物分かり」の良い人ばかりだなー、ロボットの存在がすごく身近な世界だからかなー、とか思ってたら最後の最後にすごいの出てきた!でもマモルが「おねえさんキレイ」って言ってたからどうにかなるだろ…と思いつつも「もし…ミーナやマモルが加害されたとしてもそれは傷害罪や殺人罪には問えないんだ…!」ということに気づいてアワ、アワァ…と涙目になっちゃった。
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「道具には使命がある。考えようによっては人間よりずっと尊い」ミーナの開発者の話が思ったよりずっと業の深い話だった…叔父さんの「不平等」の問い掛けもまったくその通りでウウ…と呻いてしまう。だからこそタクマの母親である絵美さんがすごく良かった!「あんたが奥さんって言ってる子の『所有権』を持ってるのがどうしても気持ち悪いのよね」って公正〜!おそらく1番良いかたちで収まって、これで私が心配してた「タクマが急死したらミーナはどうなる?問題」もとりあえず解決。そして妹はあいかわらずヘンなやつ!
あと「ロボット×オバケ」!独特の怖さがあって良い〜!煌々とした明るい家で、かすかな違和感がだんだん恐怖に変わっていく感じ。リフォームしたてのきれいな部屋なのに「なんか寒い」とか、何もないところを凝視するロボットとか、なぜか2人分用意される朝ごはんとか、そしてロボット同士で何やら相談している…とか、ここ単独でSF幽霊譚としても成立しそうで怖面白い!後半は「幽霊の好みの料理」を探るミッションになってきてこれはこれで面白い。「恐怖心」を持たないロボットたちがロジカルかつ優しい方法で幽霊に対処していく…
それにしてもこれまで出てきた人達、タクマにとって優しい、というか「物分かり」の良い人ばかりだなー、ロボットの存在がすごく身近な世界だからかなー、とか思ってたら最後の最後にすごいの出てきた!でもマモルが「おねえさんキレイ」って言ってたからどうにかなるだろ…と思いつつも「もし…ミーナやマモルが加害されたとしてもそれは傷害罪や殺人罪には問えないんだ…!」ということに気づいてアワ、アワァ…と涙目になっちゃった。