定職に就かないまま30歳を目前に控えた宮路。ある日ギターの演奏で訪れた老人ホームでサックスを吹く渡部と出会う。渡部くん…!「あと少し、もう少し」の渡部くんとまた出会えるなんて。老人ホームで利用者さんに優しく対応する渡部くんも宮路くんにずけずけと言う渡部くんもいい感じ。老人ホームで死を目前に控えた方々と出会い、素直な表現をする宮路は就職をしてもきっと上手くやっていけるのではないかな。「Wake Me Up When September Ends」曲名だけでも背中を押してくれるようなこの本に合った曲だ。