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roughfractus02
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roughfractus02
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本書は、東京五輪後高度経済成長期にあって産業社会が科学技術を普及させ、意識の表層世界を強固にする1965年の1-12月の間『週刊朝日』に連載したコラムを増補・集成したものである。そんな表層を射抜き深層を見据えようとする「眼」は、深層を含む身体を沸き立たせるような情熱的な言葉を著者に綴らせる。進化や発展に憑かれた時代を、物や魂や体を暴力を振るう意識でできた世界(半身だけの現実)と見なす著者は、正月から冬至へと死と再生の円環的生を織り交ぜつつ、太古から不変の深層と進化する表層の併存を提起する(オバケ都市論)。
0255文字
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読書データ

プロフィール

登録日
2017/02/06(2973日経過)
記録初日
2017/02/06(2973日経過)
読んだ本
3606冊(1日平均1.21冊)
読んだページ
1378311ページ(1日平均463ページ)
感想・レビュー
3606件(投稿率100.0%)
本棚
12棚
自己紹介

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