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roughfractus02
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roughfractus02
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時間とは、永遠に面して収縮した知性が弛緩(堕落)した後で人間の言葉に載せようとすると、その来歴が言語化できないことを示す指標なのだろう。『物質と記憶』の記憶の円錐の収縮/弛緩の運動をイメージしつつプラトンからカントに至る哲学史を辿る本書を読むと、堕落(弛緩)した言葉で組み立てられた体系(システム)が自律することの困難を時間の痕跡を辿るように繙くことが歴史の役割のように思えてくる。著書以外の出版を禁じた著者の意に反して死後出版された本書だが、プロティノスの存在把握と著者のキー概念が重なる点が垣間見えてよい。
0255文字
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読書データ

プロフィール

登録日
2017/02/06(2973日経過)
記録初日
2017/02/06(2973日経過)
読んだ本
3606冊(1日平均1.21冊)
読んだページ
1378311ページ(1日平均463ページ)
感想・レビュー
3606件(投稿率100.0%)
本棚
12棚
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