ちーこま
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読んで良かった。本屋でパラ読みして、一瞬で「これ絶対好きなテイストの本！」って思って衝動買いして良かった。チェス盤の下の詩人、リトル・アリョーヒンの、静謐な生き様を描いた物語は、悲しいことの連続で救われないことだらけなのに、不思議と絶望よりも、温かく優しい気持ちになる。盤上の、あるいは地上の、私たちが普段享受している生活世界よりも、チェス盤の下の、地下のチェス倶楽部の、世界の外れの施設の方が、ずっと自由な海が広がっている。勝ち負けとか目に見える価値観では測れないような美しさを存分に楽しめる1冊。

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫お 17-3)小川洋子

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あらすじ・内容

ナイス ★17

コメント(0)2025/01/06

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4お気に入られ 2月の読書メーターまとめ

登録日: 2022/06/20（996日経過）
記録初日: 2019/01/10（2253日経過）
読んだ本: 254冊（1日平均0.11冊)
読んだページ: 69957ページ（1日平均31ページ）
感想・レビュー: 47件（投稿率18.5%）
本棚: 1棚

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