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山城登
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山城登
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「ぼくとは正反対だった。でも、じつはトモノリとぼくは、同じものをオモテとウラから見ているだけなのかもしれない」マスクをはずす、はずさないで正反対の意見のユウ(ぼく)とトモノリは、実はマスク着用への不満という点では「同じもの」を見ていたのだ。『夜明けまえに目がさめて』では「『強い』と『正しい』は必ずしもイコールではないんだというのも、忘れずにいたい」とある。「正義中毒」などという言葉もある。他者の意見にも耳を傾け、同情ではなく、境遇を共有することが大事だと感じる作品だった。疫病、災害、戦争の時代において。
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山城登
さんの最近の感想・レビュー

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人魚が逃げた

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読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/17(2587日経過)
記録初日
2018/01/05(2568日経過)
読んだ本
581冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
227451ページ(1日平均88ページ)
感想・レビュー
389件(投稿率67.0%)
本棚
1棚
性別
血液型
B型
現住所
埼玉県
自己紹介

歴史小説を中心に幅広く読んでいきたいと思います。皆さまの感想を本選びの参考にさせていただいてます。

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