読書メーター KADOKAWA Group

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さんの感想・レビュー

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頭もしっぽも、クライマックスもない。封建の世の米粒みたいな人間たちの生き死に、その経過だけがある絵巻物みたいな長編小説。 登場人物たちは近代的な意味での「内面」を持たないまま、ボコ(子供の意)を産んだり、お屋形さまに帰依したり、いくさで犬死にしたり、わあわあ泣いたりする。主人公がくだらない内面をこじらして独白するスタイルの「小説」が「小説」だと馴致された私たちは、これを読んでなんじゃこりゃーと叫ぶしかない。たぶん三島由紀夫もこれ読んだとき、なんじゃこりゃーって言ったと思う。どういう解説も野暮になるこの迫真
0255文字
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読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/10(4457日経過)
記録初日
2013/01/10(4457日経過)
読んだ本
275冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
70522ページ(1日平均15ページ)
感想・レビュー
90件(投稿率32.7%)
本棚
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