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roughfractus02
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roughfractus02
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暴力を統計的に考えることには、著者の専門域であるダーウィニズムへの道徳的非難に対し、科学として一貫させる態度から来ているようだ。確かに暴力は進化のテーマゆえに科学領域で扱えるが、統計として扱う際、各々の事象(純粋存在言明)は日付をつけて出来事(単称言明)として現実化すると捉える歴史と逆の真理への意志が強調される。だがその利点は、事象として数値化することで、事象と出来事を混濁する人々の煽動的物言いに距離を取り、悪との戦いで善を勝利させる物語より日々悪を減少させる実践に目を向ける論理を駆使できることだろう。
0255文字
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roughfractus02
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読書データ

プロフィール

登録日
2017/02/06(2970日経過)
記録初日
2017/02/06(2970日経過)
読んだ本
3603冊(1日平均1.21冊)
読んだページ
1377106ページ(1日平均463ページ)
感想・レビュー
3603件(投稿率100.0%)
本棚
12棚
自己紹介

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