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ユメ
さんの感想・レビュー

ユメ
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「縁見屋の娘は祟りつきで、26歳で死ぬ」という言い伝えを軸に物語は壮大に展開し、あっというまにその訴求力の虜となって、夢中でページを繰っていた。序盤から謎めいた人物や出来事が続出し、物語から目が離せない。縁見屋の祟りの真相、そして不思議な行者・帰燕の正体が明かされたとき、複雑に絡まり合う過去と現在の因果にただただ圧倒された。お輪、という主人公の名の通り、全てが繋がっていくのが見事。お輪の狂おしい恋心や、父・呉兵衛の娘を案じる思い、幼馴染みの徳次の一途さなど、人情がこまやかに描かれているのにも胸を突かれた。
0255文字
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ユメ
さんの最近の感想・レビュー

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平松 洋子
こちらの心に寄り添ってくれるようなエッセイで、読み進めるうちに不思議と塞いでい…続きを読む
京都スタアホテル (小学館文庫 か 38-10)

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柏井 壽
由緒正しい「京都スタアホテル」のレストランバーを舞台にした本作は、『鴨川食堂』…続きを読む
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前作では五鈴屋一同が辛い思いをしたけれど、今作はそこから這い上がって前へ進んで…続きを読む
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私的読食録 (新潮文庫)

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堀江 敏幸,角田光代
堀江敏幸さんと角田光代さん、2人の作家が書物に登場する「食」についてとことん語…続きを読む
冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業 (ハルキ文庫 い 24-5 時代小説文庫)

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/21(4327日経過)
記録初日
2013/02/19(4329日経過)
読んだ本
2013冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
626049ページ(1日平均144ページ)
感想・レビュー
1850件(投稿率91.9%)
本棚
24棚
性別
年齢
32歳
自己紹介

どんな本にもどこかに良さを感じられるような感受性を磨き、それが伝わる感想を書けるように心を砕きたいです。自分で選んで買った本は必ず好きになるたちだなぁと、最近ぼんやり思っています。紙の本と本屋さんを愛してやまない人間です。

幼い頃に家にあった絵本に夢中になってから、とにかく本が大好きな子どもで、小学生になると図書館に通いつめる立派な活字中毒となりました。進学するにつれて多忙になり、段々活字離れしてしまっていましたが、大学生になってからまた読書を始めました。のんびりと紙の匂いを味わいながら読んでいます。拙い言葉ではありますが、読んだ本の感想を共有できることを楽しんでいます。

*好きな作家、気になっている作家
朝井まかて、有川ひろ、今村翔吾、宇江佐真理、上橋菜穂子、内田洋子、大崎梢、大沼紀子、奥山景布子、木内昇、北大路公子、北村薫、クラフト・エヴィング商會〜吉田篤弘、吉田浩美、吉田音〜、坂井希久子、坂木司、佐藤多佳子、篠綾子、司馬遼太郎、小路幸也、須賀しのぶ、瀬尾まいこ、髙田郁、辻村深月、中島要、畠山健二、畑野智美、はやみねかおる、原田マハ、平松洋子、万城目学、三浦しをん、宮下奈都、村山早紀、森沢明夫、森見登美彦、柚木麻子、よしもとばなな、アーサー・ランサム、L.M.モンゴメリ、A.リンドグレーン(敬称略)

読むのは主に日本の文芸書です。好きなのはほっこりしたり、爽やかな気分になれる読後感の小説ですが、様々な文体、作家の本を読み、読書の幅を広げることを試みています。最近は、子どもの頃好きだった児童文学を読み返したりもしています。漫画は『PEANUTS』とムーミンのみ登録。


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