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「カインの末裔」貧困、暮らし、人間の違い。そして追放と放浪…。「小さき者へ」父が子供に贈る言葉と愛。妻を亡くした自分じゃなく、母を亡くした子供達、を淡々と描いているのが作品の凄さ。「生れ出ずる悩み」記憶にずっと残っていた“君”に再会した私、そこから続く話はあくまで想像だけれど、夢に生きる事と実生活との葛藤に、“私”と一緒に感情移入せざるを得なかった。北海道の自然の描写が素晴らしい。「宣言一つ」己の生活の為に自身が動くのだ、労働者達。最後のこの作品で、労働者の事を理解しようとし寄り添う著者の人類愛を感じた。

カインの末裔・小さき者へ (1985年) (日本の文学〈37〉)有島武郎

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あらすじ・内容

コメント(0)2018/02/23

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15お気に入られ 2月の読書メーターまとめ

登録日

2018/01/31（2611日経過）

記録初日

2018/02/01（2610日経過）

読んだ本

83冊（1日平均0.03冊)

読んだページ

23124ページ（1日平均8ページ）

感想・レビュー

26件（投稿率31.3%）

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