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練馬太郎
さんの感想・レビュー

練馬太郎
新着
文章の書き手から見た、マンの文学への向き合い方。文節や単語の接合力を意識した文体。この本に出会い、読書をする時の視点がまた一つ増えたような気がします。 作家は、象牙の塔に一人籠らなければならない性格があり、その塔を高く高く積み上げていく必要がある。そして、「人間」を俯瞰し、鳥瞰する域まで登らなばならない。マンは、エレベーター付の近代的な塔を拵えていたのだなと感じました。逃れようのない凡庸な人間の姿が凡てである。尾崎豊や三島由紀夫、有島武郎らがなぜ死を選んだのか。その答えの一部がここにあるような気がします。
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練馬太郎
さんの最近の感想・レビュー

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読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/30(2364日経過)
記録初日
2018/07/30(2364日経過)
読んだ本
115冊(1日平均0.05冊)
読んだページ
37275ページ(1日平均15ページ)
感想・レビュー
18件(投稿率15.7%)
本棚
0棚
性別
年齢
31歳
血液型
O型
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