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hexia
さんの感想・レビュー

hexia
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独裁国家の貧民街に生きる少女が、偶然手に入れたラジオで生きる技術を身につけるお話▼第一章が白眉。母の死によって打ちひしがれた主人公が、ラジオから聞こえてくる声で生気を取り戻し、学んでいく流れが非常に美しい。他に、「貧民でも学ぶ意欲はあり、教育次第で良質な労働力・消費者になりうる」とプレゼンするシーンもあり、筆者が抱く、知に対する敬意と人間性にかける高い信頼が垣間見える▼設定が不自然だったり不必要なガジェットがあったりと、新人らしい荒削りな面もあるが、熱いパワーも感じる作品である。次回作を注視したい
0255文字
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hexia
さんの最近の感想・レビュー

百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2)

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ガブリエル・ガルシア=マルケス
砂を噛むような読書だった▼物語が出来事の羅列に思えてならず、同じ名前の人物が織…続きを読む
「モディ化」するインド―大国幻想が生み出した権威主義 (中公選書 151)

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湊 一樹
中露の覇権志向が止まらない今、インドの重要性はうなぎのぼりではある。しかし本書…続きを読む
かくて謀反の冬は去り (2) (ガガガ文庫 ガこ 5-2)

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古河 絶水
魅力的なキャラと興味深い舞台設定、そして数々の小ネタで薄まっているが、これは権…続きを読む
黒牢城 (角川文庫)

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米澤 穂信
攻囲戦下の城塞都市で不可解な事件が発生。士気を維持するため領主自ら解決に乗り出…続きを読む
ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬 (ムーミン全集 新版 5)

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トーベ・ヤンソン
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オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~1 (一二三書房)

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樽見京一郎
なろう出の良作として話題になっており、手にとった▼本巻では、オルクセンに亡命し…続きを読む

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読書データ

プロフィール

登録日
2008/06/16(6026日経過)
記録初日
2008/06/13(6029日経過)
読んだ本
727冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
254255ページ(1日平均42ページ)
感想・レビュー
635件(投稿率87.3%)
本棚
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性別
職業
IT関係
現住所
東京都
外部サイト
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自己紹介

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