ネタバレ勝手にタワマン小説って言うから、タワマン住人のサスペンス的話かと思ってた。そしたら全く違って驚いた。いつの時代の若者は同じ悩みを抱えているんだなぁと｡自分を何者であると勘違いする。この作品群では地方出身の優秀な大学や会社に入社した話が多いけれど。今後は悩みの根本がわかった先の話を読んでみたい。

ネタバレ読後1番の感想は　やっと読み終えたということ。好きでない光君が死んでから、なかなか読み進められなかった。なんやかんや言っても光君は主人公に相応しい人物だったなぁと｡浮舟が主人公になり、流されるまま意思がなく過ごしている感じが　ただ辛く、自死しても死にきれず、出家した時は安心した。けれど、薫に生きていることをばらされた時は現代に生きる自分には個人情報をばらすなよって思ったり。とにかく、平安時代の女性は誰と結婚するのかで人生が大きく決まり、自分の意思は、関係なく過ごしていたこと　大変だったなぁって思ったり。