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その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い (新潮文庫)

感想・レビュー
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YU
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年末から読み始めて、ようやく読了できた。 登場人物がかなり多い。 そもそも内容がキツイ。 引用が多い。 主張が対立している点が多い。 記者目線で書かれている。 などなど、通読するのはかなり大変。 いきなりこの本を読むのではなく、あらすじを知ってから読んだ方がいい。
0255文字
ボンタンパンチ
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かつて有名な映画プロデューサーの性被害に遭った女性たちの声を世間に届けようとした記者たちの記録。最近、日本でも芸能界での性被害の告発が続くので、積んでいた本を読む。横暴なプロデューサー、権力の乱用、男尊女卑社会、当然ながら重苦しい話題が続くが、それでも丹念に被害者たちの声を拾い上げ、断固として加害者に対峙する記者たちの熱意は救い。前半が主に取り上げられがちだが、後半の日本ではあまり知られていなさそうな告発とその後の流れも大事なように思う。
0255文字
小寅
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文庫になって、直ぐに購入したのに、読むのが遅くなってしまった。#me tooって、もっと簡単に広がったのだとばかり思っていたから、多くの人たちの働きがあって、ようやく、動いたものと知り驚いた。それにしても、この本でもトランプの名前があがっていて、そんな風な人物なのに大統領に返り咲くのも驚かされた。
0255文字
こばまり
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サスペンスを読むような緊迫感。対象はワインスタインだけでなく最高裁判事、大統領にまで及ぶ。女性たちの戦いの記録だ。新聞記者の仕事とは即ち、気の遠くなるような量の資料にあたり、証人を集め、証人を守り、エンパワメントすることと知る。映像化作品も観ねば。
0255文字
駒場
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綿密な取材で大物男性の性的暴行を告発したタイムズの記者が描いた調査報道本。性被害の告発が出た時に「虚言乙」みたいな態度をとることは論外だが、記者は本人や周囲の証言を聞き、致命的な矛盾がないか、真実を裏付けられる直接的・間接的証拠はないか、そして「同じ被害にあった者がいないか」を丹念に調べることが求められる。金で黙らされている者、自分の生活が壊れることを心配する者、匿名でしか話せない者がいる中で証拠を集め、実名の告発を促していく報道の在り方は見事だった(実名じゃないと信頼性がない、ということではない)
駒場

ワインスタインもすべての事件について「これは暴行だ」と自覚があったわけではないようだ。だって女たちは自分からホテルの部屋に来たんだから、と。自分の立場がそれを強制しうること、女性たち(あるいは社会的弱者)が必ずしもすぐに告発できる状況にないことを理解しないことはそれ自体がもはや暴力だ……ということがもっと知られるといいと思う。これは性的暴力に限った話ではなく、権力勾配のある場所でのハラスメントすべてに言えることですけども

04/03 21:45
駒場

記者としての責務を果たす、という意味ではこの言葉がよかった 『母親に愛していると言われたら、それについてしっかり調査しろ』

04/03 21:45
3件のコメントを全て見る
0255文字
バトルランナ-
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4.3点。ダリルハンナはワインスタインの被害者 ボノボの生態。レイプされそうになるとメスが特別な鳴き声をあげ、他のメスが助けにくる。 示談は弁護士とっても、経済的に好都合。少なくても三分の一なるが負ければ報酬はゼロ。政府の機関、連邦雇用機会均等委員会ですらも内容を秘匿した。非開示にしたのである。示談書の特殊条項。口止め料。隠蔽に利用。示談金900万ドルを失う。 秘密保持契約書。チャーリーシーン。エイズだったのか。ハルクホーガン。性行為隠し撮りされてたのか❗️示談は8件から12件。
バトルランナ-

一連の報道の影響を受けてワインスタイン・カンパニーは破産、ワインスタイン自身も性暴力や強姦などの罪で起訴され、2022年にはニューヨークの裁判所で禁錮23年[3]、2023年にはロサンゼルスの裁判所で更に禁錮16年を上乗せする判決を受ける

03/07 07:56
バトルランナ-

カバノー判事は最後は就任したんだ。ギリギリだったけど。

03/07 08:00
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0255文字
乙郎さん
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ワインスタイン関係のニュースは記事レベルでは読んだことあったが、その実情を捉えたノンフィクションを読むと、おれはなんとわかっていなかったんだと思わせられる。同じ傷を持つ女性たちの連帯、告発することの勇気、そして、ワインスタインの記事が出てからも続くこと。
0255文字
sasha
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秀逸な調査報道の裏側は、まるで上質なミステリーを読んでいるようだ。大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる性加害を告発した「ニューヨークタイムズ」。紙面になるまでの過程を綿密に描いた良書だ。
0255文字
Keystone
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題名はSHE SAIDが良かったと思います。彼女たちが語ったその勇気に、重みと、意味があるから。アシュレイ・ジャッドは昔からとても好きな女優さん。映画でも彼女が「オンレコで」と電話してくるシーンにとても感動しました。ワインスタインも、注射を打ってまで、高い示談金を何度も払ってまで、なぜそんなことを?と不思議です。女性をアビューズすることに快感を覚えるため、商売的な女性と関係を持つのでは満たされないのでしょうか?その方がむしろ安全で安くつくのにと不思議でした。
0255文字
じんぎすたん
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ワインスタインのくだりは非常に興味深く読んだけれど、最高裁判事の章に違和感。何十年も前の事件が、証拠も証言もなしに、あんなに大問題にされるの怖くない?これって被害者(と自分で思っている人)が勘違いして心の底からそう思い込んでいれば、相手を追い込むことが可能ってことだよ?ちょっと他の被害者とは話が違いすぎて、読んでいて嫌な気分になってしまった。
0255文字
shiho
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★★★★
0255文字
ブラックジャケット
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本著にカウチキャスティングという言葉があり、なるほどと納得してしまった。キャスティングの絶大なる権力を持つミラマックスの花形プロデューサー・ハーヴェイ・ワインスタインが、ホテルの自室に女優を招き、性関係を強要するなんて、テレビの艶笑コントの世界と思っていた。ここで被害を受けた女性になるはずの弁護士が、長引く裁判を避けて、示談金をせしめて幕引きにすることだ。リスクなしに手数料が稼げる。長らくワインスタイン事件が表沙汰にならなかった原因がここにある。権威をバックにした性犯罪を断じたNYタイムズの画期的作品。
0255文字
かっこー
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ネタバレこの時期に読むことの意味を考えた。権力者が支配を強固にするための悪用、その手段の薄気味悪いほど同じ手順。マッサージからのあれこれ。会社の関与によって捏造される手口。前向きという言葉のなんという被害者を置いてきぼりにしているのか。地味に地味にすすめられていく取材と浮き彫りになる悪辣さ。この問題は記事になってワインスタインが捉えられて終わりになることではない。被害者の声を聞き続けなければ。
かっこー

つぎに「キャッチ・アンド・キル」読むけどこのタイトル、シリアルキラーのミステリーっぽい。両方とも邦題がなんとかならなかったのか。

05/19 23:08
0255文字
teru
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サラリーマンのみなさんにひとつ提案。朝の電車内で立っている女子高生に席譲ってあげません?男は立て、ということじゃなくて。そういう社会になったらいいな、と。女性専用車がないなら、なるべく女性は女性で固まってもいいし。みんなで力を合わせれば性犯罪者を撃退できる。日本の#MeeToo運動は遅れてる。まだまだこれからね。「大事なのは、声を上げ続けること、恐れてはいけないということ」。アメリカでも女性がこんな弱い立場なのが割とショックだった。
teru

しかし“その名を暴け”は違いますよ。女性が声をあげようってのがコアメッセージなんで、She said なのに。

05/20 15:56
0255文字
あられ
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映画を観た 情報提供者のその後が原作にあると知り本を探した 映画も本もこの邦題に少し違和感を感じています 口を閉ざすことを要求されてきた人が“話す”“訴える”ことをした 決して個人の悪事を暴くことだけが目的ではない 性犯罪はもちろん害です それを黙認するのも害です それを報道しないのも害 きちんと裏付けを取ったうえでそのすべての罪を追及している そのうえで被害者たちが声を上げた 先日のジャニーズ事務所に対する似たような告発に、日本の「She said」「He said」はどうなんだと悲しくなった
0255文字
kamakama
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単行本を読んで映画を見て、ものすごく良かったのですが、よくわからない所も多々あって、文庫本を買ってじっくり読んだ後、再度映画を見ました。一度目に比べると感激度が段違い。二人の女性記者の奮闘と記事にあげるまでの苦労が実感として迫ってきました。被害者の女性たちが声を上げるまでの困惑と恐怖に、優しく寄り添いながら、彼女たちは取材を続けます。映画でおおいに感情を揺さぶられ、じっくり本書を読むと#MeToo運動が歴史の流れの大きな転換点となった経緯がよくわかります。映画と本ダブルで味わうことをおすすめします。
0255文字
まこ
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ワインスタインって、手口ワンパターンだからそこを攻めようと思えばできる。が、ワンパの中に金と権力で黙らせるがあるから証拠を固めないとダメ。なぜ性被害は起きるのかその仕組みを明かしていく。発信することで議論きっかけが出来たり、傷も癒せるけど強制はできない。
0255文字
mayumi
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ワインスタインの所業が気持ち悪い。ニュースになってはいたけど、詳しくは知らなかった。この人は依存症で治療が必要だったのに、周囲が隠蔽に協力した(示談でもみ消した)という印象。被害者さえ我慢すれば、犯罪は無かったことになる。彼らの世界では女性は記号なんだなという印象。被害者が単独で立ち上がるのは難しく、どの件もサポートする記者や弁護士がいてこそ。アメリカではきっと、日本で感じるよりも熱量の大きな事件だったんだろう。企業コンプラが厳しくなったのは、こういう戦う人たちのおかげだと思った。
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SATOMAN
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ハリウッドのプロデューサー、ワインスタインの性的虐待を告発したニューヨークタイムズ。記事発表までの取材や、ワインスタイン側の妨害の様子などが記されたノンフィクション。主に取材を行った2人の女性記者による著作。 映画では2017年10月をクライマックスとしていたが、原作本ではこの記事がもたらした影響についても描かれている。7章までは、主にワインスタインの事件、8,9章は、最高裁判事候補の性的虐待について。 性的虐待について声を上げることが、どれほど困難なことか。登場する女性たちの姿から、思い知らされる。
SATOMAN

8章以降は、#metoo運動が大きな影響を持ったこと、たとえすぐには世の中が変わらなくても、声を上げる勇気を持てた女性たちが増えてきたのは、社会の大きな前進であることが示される。最高裁判事の選出においては、加害者が最高裁判事になるという結果に終わったが、トランプら共和党のマッチョな人々に屈せず声をあげた女性の姿に感動した。最終章では、職業も財政状況も様々に異なる女性たちが集まる。どんな立場にいても、性的虐待を受けた時、あるいはその後の心の傷の大きさに違いはないことを理解できた。

02/09 09:14
SATOMAN

登場人物が非常に多いが、巻頭に一覧があるので分かりやすかった。

02/09 09:15
0255文字
shun
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2023年6冊目。仕事の役割変更に伴う激動の日々の中で、やっと読了。♯MeToo運動は知っていたし、ワインスタインのこともうっすらと覚えているけれど、当時の報道の裏にはジャーナリストたちのそれこそ壮絶な日々があったのですね。ただただ脱帽。
0255文字
めい
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映画を観て興味が湧いたので。他人に敬意を払うことってあたりまえなのになんでジェンダーの差異だけでこんなにあたりまえができなくなる人が多いんだろう
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シキモリ
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同名映画の原作本。映画では描き切れなかった取材の経緯や事件の詳細を知りたくなり、帰り掛けに購入。登場人物が多く、時系列も時折前後するので少々分かり難い部分もあったが、映画を観ていたおかげで十分理解出来た。逆に、映画を観ていなければ読み進めるのに苦戦かもしれない。映画にはない取材記事掲載後の世論の動きやMeToo運動活発化の背景を知れたのも良かった。オンレコに同意した女性二人の勇気に只々頭が下がるばかり。本の内容や原題「She said」の意味合いに対し、この邦題はピントを外している気がしてならないけれど。
0255文字
きみどり
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映画の公開までに読み終えたかったけれど、想像以上にボリューム(心理的な)があって休みながら読了。 告発した女性たち、取材して記事にしたジャーナリストたちに心からの敬意を。 傷ついたと言っていい、怒っていいと気づかせてくれてありがとう。 日本はいつも変化がゆっくりで、それはじれったいほど遅いのだけど、このところ風向きが変わってきたのをはっきりと感じる。こんな時代が来るとは思わなかった! 生きているうちにどこまで変わるかとても楽しみ。
0255文字
メープル
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最後の言葉がすごく響いた。 何でこんな当たり前のことがわがままって捉えられる世の中なんだろうって思った。
0255文字
CelyneMaiko
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これは映画前に読むほうがきっとよいと直感したので、大急ぎ読了。読んでよかった。これを踏まえての映像化、見届けるよ。
0255文字
ぽてち
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ハリウッドの大物プロデューサーで、ミラマックスの設立者だったハーヴェイ・ワインスタインが、長年にわたり複数の女性に性的虐待を行っていた。この事件を長期間取材し報道した、ニューヨーク・タイムズの女性記者2人による息詰まるノンフィクションが本書だ。被害者は大物女優や自社の社員など見境がなく、手口は常に同じだから笑うしかない。こんな奴が“神”扱いされていた映画界って何なんだ? この報道後、口を閉ざしていた被害者たちが続々と名乗りを上げ、#MeToo運動がさらに広がった。なお、映画化作品が1月13日に公開される。
0255文字
さな
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ネタバレ記事を出すまでの過程も過酷だけど、被害者にとっては記事が出た後の方がなお辛いかもしれない。嘘つきと言われるし、問題が党派性を帯びると国を分ける対立まで呼ぶ。ワインスタインの悪事を暴いて終わりじゃなく、この辺を描いているのが偉いと思う。告発は本人の手に負えないほどの渦を生み、それを望ましく収める手立ては今のところないということ。それでも言ってよかったと、被害者が思えているなら。理解者はいるし、少しずつ前進している。一部の示談の秘密保持契約がろくでもないもので、ろくでもない弁護士がいると知った。
0255文字
がんこおやじ
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Me Too運動のきっかけになったNY Timesのスクープの話。アメリカのジャーナリズムの力を思い知らされるほどのクォリティ。徹底的にジャーナリズムの作法が貫かれた取材とそのための努力は感動的。後段の最高裁判事候補者の話は最初はなぜ書かれているのか疑問だったが、最後の女性達の話し合いで合点。話もしても秀逸。
0255文字
嗜好
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調査報道の取材のプロセスがめちゃくちゃ面白い。秘密保持契約は結局どうなったの?と思った。
0255文字
hina
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ハリウッドの大物プロデューサー・ワインスタインの長年にわたる性的虐待の暴露記事をニューヨークタイムズ紙が公表するに至るまでの道のりとその後を描く。2017年10月の1本の記事が沈黙を貫いていた大女優たちの重い口をあけさせた。一連の報道は世界中の女性が声をあげる背中を押し#Mee tooのきっかけとなった。その後ブラッドピッドによって映画化され日本でも2023年1月に公開された。本書を読めばBBCの報道をもってしても国内での告発に至ることがない日本のジャニーズ事務所の問題の根深さを感じずにはいられない。
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ぴっちゃん
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1冊読むのに半月以上かかってしまうという・・・。誠実な取材の積み重ねでハリウッドの大物プロデューサーの長年にわたる、そして広範囲多人数に亘る性的虐待を暴くことに成功した二人の女性記者によるルポ。ジャーナリズムの可能性を力強く訴えかけてくる内容。長いものに巻かれない女性たちのすばらしさよ。一方でこんな問題行動がかくも長き間隠蔽され続けているとは、と、「示談」の在り方について法律家の責任も問われなければならないと思った。浅はかな報道姿勢が及ぼす悪影響も、すべての報道関係者が肝に銘じてほしい。映画化楽しみ!
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赤鬼
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文庫本の頁を捲る左手が震えてるのが分かり、読み進めたい気持ちと身体の自然な拒否反応に驚きつつも納得しながら、最後は使命感にも似た気持ちでこの出来事の成り行きを見届けなければと思い読了。悪事を白日の元に晒す事は想像よりも爽快感は無く、後味の苦さの残る、鉛が身体の中にある様な感覚でした。正直なところ日本にいるとジャーナリズムに対して良い印象は無く、胡散臭さや信用出来なさが強いが、女性記者が信頼出来る仲間と繋げた言葉に触れられる世界は確実に良くなってると思う。映画化に伴いより手に取る人も増えるだろう。
0255文字
☆ツイテル☆
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フライヤー
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☆ツイテル☆
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フライヤー
0255文字
☆ツイテル☆
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フライヤー
0255文字
hidehi
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映画界に強大な権力を持つ人間の問題行為。口止めや様々な圧力、有名な弁護士などによって守られた、もうどうしようもないように見える状況をどうやってくぐり抜けて取材をし、裏を取り、発表まで持っていくか。「え、その人はそっち側の人なの?!」といったような展開もあり、なかなかスリリングに面白い。途中、第二部的に別の人の話になりますが、最後には合流するのでご安心を。日本でも取材不能に見えるいろんな事案があるけど、アメリカの人だってこんなにがんばって取材しているんだから、日本人にもできないことはないよなぁ…と思ったり。
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読書熊
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MeToo運動のスタートは困難に満ちていた。骨太なノンフィクション
0255文字
ひいろ
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★★★
0255文字
石井千湖
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「週刊新潮」で紹介しました。 https://www.bookbang.jp/review/article/732490
0255文字
おせんべい
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映画のよう。彼女たちがしたことは、どんな映画の脚本よりも緊迫してたんだ。
0255文字
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その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い (新潮文庫)評価92感想・レビュー42