せつなく、苦しく、行き場のないもどかしさと、自分の無知や無力さに対する恥と、日本のこれからの在り方を問われた気持ちを感じる一方で、だからといって難民問題などに真正面から向き合い活動をするまでには至らないだろうという、結局は傍観者に過ぎない自分にちょっとがっかり。 とはいえ、日本人にもいろいろな人がいるのと同じく、不法滞在の外国人にもいろいろな人がいるのも事実。せめて、自分が関わる人に対しては、偏見や思い込みで対応するのではなく、その人自身を理解しようという態度を持ちたい。

せつなく、苦しく、行き場のないもどかしさと、自分の無知や無力さに対する恥と、日本のこれからの在り方を問われた気持ちを感じる一方で、だからといって難民問題などに真正面から向き合い活動をするまでには至らないだろうという、結局は傍観者に過ぎない自分にちょっとがっかり。 とはいえ、日本人にもいろいろな人がいるのと同じく、不法滞在の外国人にもいろいろな人がいるのも事実。せめて、自分が関わる人に対しては、偏見や思い込みで対応するのではなく、その人自身を理解しようという態度を持ちたい。

終始黒い渦に心が巻き込まれながら一気に読み、なんだか苦しくなった。 ひどく無責任な大人達に囲まれた子ども達の心を思うと、途方もない絶望を感じる。登場する子ども達がそれぞれどんな気持ちで行動しているのかを想像し、物語とはいえ、無力感に襲われる。朽ちた庭には植物は育たない。でも、白石弁護士や真壁刑事のような、ちゃんと心ある大人達の力を借りたら、これから小さい小さい芽は出てくるのだろうか。