このシリーズが面白くてこの本で3冊目です。大学教授の裏話が知れそうで期待していたが、まさか子供がこの4月からお世話になるKG大学H学部の教授の話とは思いもしなかったので俄然興味を持って読み進んでいった。最寄り駅から坂道で徒歩15分かかる住宅街などは子供から聞いていた話といっしょで、笑いあり関心ありそして最後に涙ありの展開は非常に面白く、また教授も一人の人間なのだと改めて納得しました。

「歩容解析システム」は映画ミッション・インポッシブルでも描かれていたと思うけどこれも実現に近づいてきているのだろうか。主人公の鬼気迫る思いは判るが、共感できる描写が少なく斜め読みで最後までいってしまった。