この物語に正欲というタイトルを付けたのがすごく皮肉が効いていて好き。多様性って言葉がたくさん使われる世の中になったけど、皆「当たり前」という言葉に振り回されて生きていて、皆違って皆良いなんて顔をしながら「そういうのもありだよね」っていう当たり前から外れた人を認めてあげるというようなポーズをとってマジョリティとしての特権を振りかざしている人はめちゃくちゃ多い。自分も知識があるとかそういうので思い上がらずにフラットに生きていきたいけどそれが本当に難しい……。

この物語に正欲というタイトルを付けたのがすごく皮肉が効いていて好き。多様性って言葉がたくさん使われる世の中になったけど、皆「当たり前」という言葉に振り回されて生きていて、皆違って皆良いなんて顔をしながら「そういうのもありだよね」っていう当たり前から外れた人を認めてあげるというようなポーズをとってマジョリティとしての特権を振りかざしている人はめちゃくちゃ多い。自分も知識があるとかそういうので思い上がらずにフラットに生きていきたいけどそれが本当に難しい……。

軽さと重さが共存していて読んでいて楽しかった。

最初から最後までキレッキレ。もっと自分勝手に生きてもいいのかもっていう勇気がもらえた！

毎日オフィスで残業してる先輩方に読んで欲しい。仕事向きの人材もそうじゃない人材ももっと働きやすく働いていける世の中になって欲しい。

大人になるって何なのだろう。美味しいお菓子でほっこりするところと、これはわたしにも通ずる問題だ〜と思って深刻に読んじゃうところのギャップが大きかった。読み味は大満足！！！

違う人間であっても、人はグルグルと同じところを回っているのかもしれない。なんか明日からまたちょっと仕事頑張ってみようと思えた。

光る君が玉鬘にがっつり手を出さないのえらい！ここからも玉鬘の話が結構メインなのかな……？

朝井リョウと同じ時代を生きていてよかった。言われてみれば引っかかっていたことを最初から最後までズバッと言い切ってくれる強さに感動。世の中の20代、30代は現代日本社会の攻略本としても読めるはずなので絶対に読んだ方が良い。

章分けの法則性には前半で気づくことが出来たけど、書いてある1文1文は理解できるのに自分が何を読んでいるのかよく分からなくなる瞬間がたくさんあった。こういう体験を本っていう紙の塊からできた時、文字の持つ力の凄さを体感できた気がするのですごく充実感が得られた。再読するときも整理しないで塊をそのまま受け入れるスタイルで味わいたい。