散りぬるをが1番好きだった。犯人と自分が重なり合う部分があるんじゃないかと思い巡らすくだりが特に。でもなんか全体的に常人の理解を超えてる感じの話ばかりで読むのに疲れた。

控えめに言って最高だった。服なんてTPOに合っていれば良いと適当に選んでしまいがちなのだけれど、服で振る舞いが変わるというのはたしかに！と思った。ジャストウエストのスカートを履くと姿勢が良くなったりとか。芳さんの前日譚とか、アルバイトになってからの話がもっと読みたい。

子供向けとしてゴーギャンとゴッホの話をストーリーテリングしてるの最高すぎる。闇もあって良い。

散りぬるをが1番好きだった。犯人と自分が重なり合う部分があるんじゃないかと思い巡らすくだりが特に。でもなんか全体的に常人の理解を超えてる感じの話ばかりで読むのに疲れた。

急に完全無欠の色男ではなく人間ぽくなり始める光源氏。ずっと紫の上にぞっこんでかわいい。明石の君を京に呼び寄せてくれて安心。そろそろ落ち着き始める年代のくせに玉鬘にうつつを抜かしそうなラスト。次の巻も気になる。

短編集って消化不良感が残ることが多くてあまり好きじゃないのだけれど、さすがの著者の上手さでどの短編も同じくらい楽しめた！1本目の返事はいらない、2時間くらいある映画を観たくらいの満足感があって特にお気に入り。

ファンタジーもので初めて聞くような妖精などなどの設定も無理なく読めた。文章が読みやすい。続きが気になる。

何人女性が出てくるねん！！！となる2巻。明石の君可哀想すぎるんだけど後に京に呼ばれるのかな……？これ以降のあらすじを知らないので続き読むの楽しみ！

タイトルが綺麗に回収されていてすごい。おとぎ話のようなラストに悲しさが残る。

語り口が軽妙だからか大河ドラマを見てるおかげで情景が浮かびやすくなってるからか分からないが、千年以上昔の物語がするすると自分の中に入ってきて不思議な体験だった。登場人物が生き生きとしていて、光源氏がとんでもプレイボーイなのはそれはそうなんだけど女性たちを適当に相手してるだけでもないから憎みきれず面白い。末摘花の話はちょっと酷くないか、と思うけれども。笑

めちゃくちゃ面白かった。電車で吹き出して隣の人にチラッと見られちゃうくらい。総括としてはタイトルの通りって感じ。

短編集だから当たり前のことだけど収録作品は全て短編なのに、どの話も感情が大きく動いて作者の腕の良さを感じた。床屋の話と成人式の話がめちゃくちゃお気に入り！