大学の演劇部の卒業公演合宿中に木村が死んだ。８年後、その時参加していたメンバーが集められ、その死の真相を探る。その夜を再現し始めるんだけど、何があったか何を話したかって、そんなん覚えてるワケないやんと思いながら読んでいて。まぁ、そういうことよね。終盤の怒涛の台詞回しは読んでいて疲れたけど、実際に耳で聞いたなら迫力満点なんだろね。

大学の演劇部の卒業公演合宿中に木村が死んだ。８年後、その時参加していたメンバーが集められ、その死の真相を探る。その夜を再現し始めるんだけど、何があったか何を話したかって、そんなん覚えてるワケないやんと思いながら読んでいて。まぁ、そういうことよね。終盤の怒涛の台詞回しは読んでいて疲れたけど、実際に耳で聞いたなら迫力満点なんだろね。

見た目問題、ルッキズムをテーマにしたお話。誰しもが自分の顔に少なからずコンプレックスを持っているし、どう付き合っていくのかを考えさせられた。登場人物がオバケ顔だったりゴリラ顔だったりするのは、生きにくさや絶望感をわかりやすく強調したいからなのかな。コンプレックスとルックスの複合したタイトルがストレートで良いと思った。「みんな必ずその姿でしかできない体験がある。それが何かしっかり見出せれば容姿コンプレックスに振り回されない」…なるほど。