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2024年10月の読書メーターまとめ

chochu
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31ナイス

2024年10月に読んだ本
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1

  • のん

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

chochu
近代日本を軍部を中心に描いた通史。政党と軍隊を同じ士族軍を起源とする一卵性双生児としながら、徴兵制を掲げる軍隊と人民武装論を掲げる政党の鋭い対立があったとした。近年の研究動向も踏まえて丹念に論じられているが、第一次世界大戦からいきなり護憲三派内閣に飛ぶのはどうかと思った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

chochu
近代日本を軍部を中心に描いた通史。政党と軍隊を同じ士族軍を起源とする一卵性双生児としながら、徴兵制を掲げる軍隊と人民武装論を掲げる政党の鋭い対立があったとした。近年の研究動向も踏まえて丹念に論じられているが、第一次世界大戦からいきなり護憲三派内閣に飛ぶのはどうかと思った。
が「ナイス!」と言っています。
chochu
「天下之記者」(犬養の言)と呼ばれた明治のフリージャーナリスト・山田一郎の生涯を描く。ほとんどの情報は本人の伝記である『天下之記者』に依拠しているが、周到に調査したうえで書かれているのがわかる。改進党や早稲田大学に貢献があり、その話が紙幅の大半を占める。本人はやせ細っているのに回想ではなぜかでっぷり太っているというイメージになるのが面白い。
が「ナイス!」と言っています。
chochu
先日亡くなったばかりの昭和史の泰斗による大著。山県−原没後の統合力なき時代の政治的対立軸を「革新ー漸進」「進歩ー復古」の二軸で整理し、次第に「革新派」が大きな勢力を占めてくる契機をロンドン軍縮問題にみる。史料状況が悪いなかで現在も利用されている重要なものを発掘する著者の奮闘には頭が下がるが、正直読みやすくはなく、「革新派」という概念規定も整理されたものには見えなかった。
が「ナイス!」と言っています。
chochu
全国各地の漁村資料を蒐集し、ソ連のアルヒーフのような資料館を作る壮大なプロジェクトが、組織改編や主導者の死去によって頓挫した結果、膨大な資料が未整理未返却のまま残されたことから始まる、筆者の旅の顛末記。日本中世史の碩学として知られる筆者を始め、登場人物は皆研究史上の重要人物だが、整理を始める前の原状を記録しそこねたり、誰の所蔵かわからなくなったりと、失敗を繰り返すのが印象的。膨大な資料に触れるなかで、筆者が自らも信じていた通説に懐疑的になっていき、「網野史学」が形成されていく話としても読める。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/07/24(1949日経過)
記録初日
2019/07/24(1949日経過)
読んだ本
490冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
149784ページ(1日平均76ページ)
感想・レビュー
481件(投稿率98.2%)
本棚
0棚
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