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2025年1月の読書メーターまとめ

ほわ
読んだ本
8
読んだページ
2326ページ
感想・レビュー
8
ナイス
163ナイス

2025年1月に読んだ本
8

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ほわ
廃校が決まった小さな町の小学校。担任の先生と外の町からきた男が駆落ちした事が忘れられない主婦、東京で暮らしている彼との関係に悩む看護師、認知症の義母に夫婦の悩みを打ち明ける管理栄養士、離婚後離れて暮らす母に迎えに来られ戸惑う小六女子、養育費を払わなくなった元夫や古い考えの人々に悶々とする児童文学作家…最後の秋祭りに集う人たちの5つの連作短編集。様々な女性達の生きる道での葛藤や苦悩が伝わってくる。でもその中にある温かな部分がほっこりとさせてくれる物語でした。しあわせは自分の手で掴んで離さないでいるしかない!
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
8

ほわ
包括宗教法事『錦応山燈念寺派』の志方凌玄。最末端の役僧が魑魅魍魎の巣食う京の都でフィクサーやヤクザをうまく利用し地上げ戦争を制しテッペンへのし上がる暗黒の社会派巨編… 燈念寺派を守りたいと思う強い意思で様々な危ない橋を渡りながらも着実に力(権力)をつけていく凌玄だが、その犠牲とし親友だった海照を喪う場面はキツイ。何が本当の正義なのか?どこまでも欲を求めていく人間の業の深さの深淵がまさに“無”なのだろう。
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ほわ
“死んだ”シリーズ第3弾。「『誰が木村を殺したのか、八年前の真実を知りたければ、2024年1月9日14時、雛月温泉の宿・極楽へ来い。』」との脅迫状を受け当時同じ劇研のメンバーだった庭田、咲本、井波、羽鳥の4人が集められる。木村の妹と名乗る璃佳に指示され当時を再現すべく演技が始まる…どんな展開が待っているのか今作も楽しみに読み始めたけど面白かった。それぞれの感情がぶつかり合うシーンは互いの言葉に被せるように会話が進むから臨場感もあって良かった。タイトル通りの内容はこれまでの作品同様で、さすがでした。
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ほわ
南太平洋の楽園 ボラ・ボラ島を舞台に白人女性“ミスユニバース”を巡り10人の男が競う恋愛リアリティ・ショーが開幕する… 男たちがしのぎを削り勝者を勝ち取る話かと思いながら読み始めたけどなんだか徐々に話が傾きだして、社会情勢や人種差別やらを角度を変えながらも色々と織り交ぜてきて情報過多w読み易いからさらさらと読める。最後のページあたりのデート兵は生きたい子供を使って「歴史上のこれ以前には逆行できない」っていう杭を打った←は様々な国間で今現在も起きているのだろう。【第172回 芥川賞受賞作品】
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ほわ
コジマさん専属の介護をしている小鳥。最近出勤途中に出来たお弁当屋さん「リムジン弁当」の周辺を漂うおいしそうな匂いを“匂い泥棒”していることがささやかな喜び。人とのコミュニケーションが苦手な小鳥はまだそのお弁当屋さんの扉を開ける勇気が出ない… 母親のセックスを見せられながら育った小鳥の境遇があんまりも暴力的で苦しいし初めて出来た親友の死も堪える。コジマさんとのゆっくりした時間が良かったけど、その後に出会う理夢人との時間が急展開すぎてファンタジーだったかな。
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ほわ
テンダネスシリーズ第4弾。日浦百合は夫と別れ門司港で一人暮らしを始める。妙に賑わうコンビニを見つけ何だかんだと惹きつけられる。秋吉舞人はかつてヒーローになりたかったが現実を突きつけられ目標を見失っていた処「アル・パカッションくん」というテンダネスオリジナルキャラクターの“中の人”になることに。その背景には彼とコンビニ店員 高木との過去に繋がる熱い友情秘話があり…今作もミツ店長が黒い大蛇に呪われている件から始まり共依存関係から再出発する女性や門司港発ヒーローになりそうな青年、と話題に事欠かないw次作も楽しみ
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ほわ
宮部みゆき一あなたを連れてゆく、新名智一竜狩人に祝福を、芦花公園一月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ、内藤了一函、三津田信三一湯の中の顔、小池真理子一オンリー・ユー かけがえのないあなた の6篇が収録されたホラーアンソロジー。内藤さんの函が地面師みたいな場所が出てきたけどホラーすぎて怖かった。小池さんと宮部さんは哀愁の漂う作品だった。新名さんは読み手が話を選んで進むやつで斬新だった。
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ほわ
廃校が決まった小さな町の小学校。担任の先生と外の町からきた男が駆落ちした事が忘れられない主婦、東京で暮らしている彼との関係に悩む看護師、認知症の義母に夫婦の悩みを打ち明ける管理栄養士、離婚後離れて暮らす母に迎えに来られ戸惑う小六女子、養育費を払わなくなった元夫や古い考えの人々に悶々とする児童文学作家…最後の秋祭りに集う人たちの5つの連作短編集。様々な女性達の生きる道での葛藤や苦悩が伝わってくる。でもその中にある温かな部分がほっこりとさせてくれる物語でした。しあわせは自分の手で掴んで離さないでいるしかない!
が「ナイス!」と言っています。
ほわ
“またうど”全き人。愚直なまでに正直な信(まこと)の者。「この者は“またうど”の者なり」徳川家重の言葉を生涯大切にし続けた老中 田沼意次。前例や格式にとらわれず卓見と奮迅の働きで幕府を支えてきた彼がなぜ突如老中を罷免され領地を失ったのか…今作もまた読み応えのある一冊だった。田沼意次は賄賂にまみれた現代の政治家のような評判だけども今作のように私利私欲なく日ノ本を心から大切に思いより良い世の中にしようと奮迅していたのかも知れない。意次の側で生涯支え続けた綾音もしっかりとした素敵な女性だった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/08/03(2025日経過)
記録初日
2019/07/30(2029日経過)
読んだ本
853冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
236665ページ(1日平均116ページ)
感想・レビュー
851件(投稿率99.8%)
本棚
11棚
自己紹介

主に読んだ本のを忘れないようの記録
ホラー
ファンタジー
時代小説
が好きなので、偏りがち(´(ェ)`)

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