「心臓に悪い」がすごく面白かった。自分にとっては大切なことなのに熱量が伝わらないイライラ感が強く伝わる。結末は思わず元気じゃん！薬必要なくない？と思うバイタリティーさでイライラ感の爆発した先の熱量を感じた。「剃刀」は志賀直哉こんなの書いてたんだ…と驚きが強かった。体調の悪い時の仕事って本当に難しいし、誇りをすべて失った主人公の絶望を最後のシーンに感じた。風景描写はやはりうまい。「ねむい」はさすがロシア。睡眠不足はすべてをだめにするので私も気をつけたい。一つ一つが印象深くて面白いアンソロだった。

すごく参考になった。ストレス過食マン、スクリーンタイム平均3時間のスマホ依存気味のわたしにとっては「これやってみよう！」が多かった。まずおやつを半分減らそうかなと思う。あとスマホのグレースケール。アプリの時間制限も今の時間からもう半分減らしたいななどやってみたいことがたくさん思いつく。瞑想も取り入れたい。

物語のあらすじを英語で読んだという印象。英語自体は平易だったので多読で使えばよかったな〜と思った。精読してしまった。でも多読教材という観点からすれば楽しく英語に触れられたので他シリーズもチャレンジしてみたい。

軽妙な語り口で次から次に芸術作品や自然、科学について論じていく筆者の視点に感銘を受けた。特に、「虫の模様に見る文化の起源」は全く抜け落ちていた視点だったので感動した。レーウェンフックとフェルメールの関係性を想像するのもどちらの世界にも造詣が深いからこそだと思った。文系/理系で分けられないところにクリエイティビティがあることを改めて感じる。自分は文系だから〜といって理系の知に触れないのは勿体ないなと強く思った。。

中学生の頃からずっと応援し続けてきた青木選手が今日引退するので一気に読んだ。特に1章のチャンス、2章の才能はビジネス書かと思うくらいに理路整然としていて社会人としての学びもたくさんあった。「考え方」と「取り組み方」は自分でコントロールできる、コントロールできないことは一切気にしない、というのは私も大切にしてきたので少し嬉しかった。全編通じて「諦めないこと」が貫かれていたので今日の引退試合でも最後まで諦めない姿が見られるのだなと今から楽しみにしている。