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研究者としては耳の痛い話であるが、これからの科学のために重要な話。再現性の危機、不正、バイアス、誇張など、科学研究が孕む問題点を広く指摘し、過去の著名な研究結果でさえ覆される。個人的には、研究予算の獲得のために話を盛ったり、ジャーナルの商業主義だったり、お金の話が絡むとロクなことにならない印象。だから、研究の評価とお金の話は別軸にしたほうがいいとは思うけれど、最近の10兆円ファンドや学振研究員の雇用制度などを考えても、お金が集まらないと人が集まらないので、それも難しい。

Science Fictions　あなたが知らない科学の真実スチュアート・リッチー

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あらすじ・内容

ナイス ★5

コメント(0)2025/04/23

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ネタバレ二作目も面白い。『自由研究には向かない殺人』のシリーズ第二作目で、今度は主人公の友人の兄の失踪事件を捜査することに。常に読者を惹きつける魅力があり、文字通りページをめくる手が止まらなかった。今回も怪しいと思った人物が真犯人だったが、用意された真相がそれだけではないのも前作と同じで、満足感が高かった。前作を読んでから時間が空いたため登場人物の名前をすっかり忘れていたので、第三作はすぐに読みたい。

優等生は探偵に向かない (創元推理文庫 Mシ 17-2)ホリー・ジャクソン

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あらすじ・内容

ナイス ★14

コメント(0)2025/03/16

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ネタバレ思い込みの怖さ。誰からも尊敬され神様と評された教師の葬儀で、彼に数々の疑惑が持ち上がる話。参列者たちの語りで進む物語は、参列者同士が話すたびに情報がパズルのピースのように噛み合い、教師が裏では犯罪者だったという方向へどんどん流れていく。さながら、ネット上の少ない情報から他人を犯人だと思い込んで誹謗中傷する現代人のようである。しかし、疑惑の検証で物語が終わりだと思い込んでいた私は、最後の展開に驚かされた。人はどこかで思い込みを持ってしまっているので、気をつけないといけない。

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高校生が独自のゲームで頭脳戦を繰り広げる。初めは学園祭の場所取りとしてゲームが始まるが、次々にいろんな理由で対戦が行われていく展開が良かった。賭けグルイを思い出した。

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ネタバレどんでん返しありのホラー短編。1行でも読むと呪い殺される呪いの本『ゆうずど』にまつわる短編が4篇入った1冊。どの話にもどんでん返しが用意されており、ただのホラーだと思って読み始めるといい意味で裏切られる。また、4篇を読み進めていくと『ゆうずど』のことが徐々にわかっていくのも面白い。

ゆうずどの結末 (角川ホラー文庫)滝川さり

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あらすじ・内容

ナイス ★6

コメント(0)2024/12/31

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ビビリでも始められる投資。NISA、国債、iDecoといった一般人が始めやすい投資を、非常に優しく解説している。自分もとりあえず始めてみようと思う。

新NISA対応超改訂版　難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください！山崎元,大橋弘祐

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あらすじ・内容

ナイス ★2

コメント(0)2024/12/16

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退屈でなかなか読み進められなかった。自分の内側にある興味関心から研究の問いを立てようという内容。やるべきことが詳細に書かれている分、ざっくりと内容を把握したい自分には退屈だった。一つ良かった言葉は、『たんに事実を扱っているというだけでなく、事実に無理やり物語を語らせないことも必要だ』です。

リサーチのはじめかた　――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法 (単行本)トーマス・Ｓ・マラニー,クリストファー・レア

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あらすじ・内容

ナイス ★2

コメント(0)2024/11/24

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ネタバレかつて天才だった俺たちへ。かつての神童たちを集める「レミントンプロジェクト」は、AIの指導により彼らを再び天才として活躍させることを目指す。実際、画家や映画監督、科学者などの黄金期は、数年間しかないという研究結果がある。まさにゴールデンタイムには消費期限があるのだ。その消費期限が切れた天才をAIの力で再利用するのは、今の時代、妙なリアリティがある。登場人物たちは最初こそAIに従うことに反発するが、次第にその力を理解して従うようになる。AIに従うのは悪という価値観は、未来では違っている気がした。