ネタバレ★★★★☆序盤、冴島の高校生４人のゆったりとした話に、随分時間をかけてしまいましたが、中盤からは読む手が止まりませんでした。島の閉鎖的だからこその嫌な慣例に憤ったり、散りばめられた謎が気になったり、４人の心の動きや成長に涙したり、読んでいて何度も心が揺さぶられました。最後は４人それぞれの良さが胸に染み、冴島に住む人々の心のさまが少しだけ理解できたように感じました。個人的には本木と蕗子の今後が気になります。読んでよかったです！

ネタバレ★★★★☆序盤、冴島の高校生４人のゆったりとした話に、随分時間をかけてしまいましたが、中盤からは読む手が止まりませんでした。島の閉鎖的だからこその嫌な慣例に憤ったり、散りばめられた謎が気になったり、４人の心の動きや成長に涙したり、読んでいて何度も心が揺さぶられました。最後は４人それぞれの良さが胸に染み、冴島に住む人々の心のさまが少しだけ理解できたように感じました。個人的には本木と蕗子の今後が気になります。読んでよかったです！

ネタバレ★★★★★「傲慢と善良」にも出てくる、小5の力と母親の早苗が追っ手から逃げながら、力強く成長していくさまに胸が熱くなります。途中、早苗が自宅のクローゼットから血のついたタオルとそれを包んだタオルケットを見つけたことでミステリー要素も加わり、何があったのだろうとドキドキもしました。早苗と力が生活場所を移りゆく中で、出会う人々の優しさや強さにも心打たれました。私は別府で早苗が歌ったところでなぜか涙が溢れました。最後はよかった！と思える終わり方です。怒りがあっても怖さがあっても、話し合うことは大切ですね。