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2024年10月の読書メーターまとめ

瀬希瑞 世季子
読んだ本
31
読んだページ
7683ページ
感想・レビュー
10
ナイス
48ナイス

2024年10月に読んだ本
31

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • 名無し

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

瀬希瑞 世季子
「地方」は、東京など大都市部に比べて「保守的」であり、その保守性が性的マイノリティ団体の活動にとって大きな障壁になっている……こうした認識が語られることは本書の調査でも何度もあったが、そこでの語りを細かくみていくと、そこで実際に語られているのは地域性とうよりは、自分が生まれ育った「地元」で活動することへの恐怖感やためらいであることが多かった。幼少期や学生時代からの知人が多く住んでいたりする「地元」だあるための活動の難しさ。
瀬希瑞 世季子
2024/10/30 02:18

大都市圏の活動を念頭にした議論から溢れ落ちる現地化(localize)された個性的な事例の数々。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
10

瀬希瑞 世季子
「地方」は、東京など大都市部に比べて「保守的」であり、その保守性が性的マイノリティ団体の活動にとって大きな障壁になっている……こうした認識が語られることは本書の調査でも何度もあったが、そこでの語りを細かくみていくと、そこで実際に語られているのは地域性とうよりは、自分が生まれ育った「地元」で活動することへの恐怖感やためらいであることが多かった。幼少期や学生時代からの知人が多く住んでいたりする「地元」だあるための活動の難しさ。
瀬希瑞 世季子
2024/10/30 02:18

大都市圏の活動を念頭にした議論から溢れ落ちる現地化(localize)された個性的な事例の数々。

が「ナイス!」と言っています。
瀬希瑞 世季子
同性愛嫌悪的な保守派の団体は、同性婚を合法化させる事が「国家の基礎の破壊」に繋がると信じ、「他アジア諸国へのグローバルな性解放に貢献する事」を「国家の災害」と捉えており、かれらにとって「同性婚に反対する事」は、皮肉にも同性婚推進派と同様に、「国家やアジアのための闘い」になっている。
が「ナイス!」と言っています。
瀬希瑞 世季子
18世紀以降、人口、生産高、所得が全般的に増加したのは、地球上の天然資源の過剰な開発によるものだということを考慮し、こうしたプロセスを続けていいか、根本的に方向転換できるような制度上の仕組みはないか自問してみることは重要。そのためにも事業者らが、経済的・社会的発展と環境保全のための多元的でバランスの取れた概念を定義できるような指標を活用することが求められる。マクロ経済的な指標から始めるためには、概して「国内総生産」(GDP)という概念よりも「国民所得」という概念を用いるほうがはるかに好ましい。
瀬希瑞 世季子
2024/10/25 14:22

「国民所得」は、国内総生産から資本減耗を差し引き、他国から得た、もしくは他国に支払った純資本所得と純労働所得(国によってプラス、マイナスの場合があるが、世界レベルでは相殺される)を加算または差し引いた額に相当する。。

瀬希瑞 世季子
2024/10/25 14:22

GDPや平均所得ではなく、国民所得とその不平等な分配に注意を向けるほうが望ましいのは確かだが、それだけでは十分ではない。実際、炭素排出やその他の「外部効果」の社会的費用にはどんな貨幣価値を割り当てても、一元的に貨幣価額を計上するだけでは、経済活動によって生じる損害や現存する課題を正しく考慮することはできない。場合によっては、こうしたアプローチは、環境を有効利用するための適切な「相対価格」を見つけさえすればなんでもお金で相殺できるという幻想を抱く原因にさえなりかねない

が「ナイス!」と言っています。
瀬希瑞 世季子
社会主義の理念が瀕死の床にあった時ほど、その推進者であった戦後日本の左翼および進歩的知識人の無力さは露呈した。自らの理想の崩壊に口を慎み逃亡し、総括もしなかった。冷戦という名の東西共存構造の中で辛うじてバランスを保っていたに過ぎなかった進歩派やリベラルめ、ソ連崩壊でバランスを失い簡単に転んだ。その「逃亡」も「転び」も、社会総体の保守化傾向に紛れて社会に溶解した。自由主義史観の台頭は左翼進歩思想の敗北情況と表裏一体の関係にある。
が「ナイス!」と言っています。
瀬希瑞 世季子
環境世界や公共世界の実質的な現出=世界I、世界の先行的な一般形式、有意味性=世界Ⅱという図式が分かりやすかった。最後に存在と時間の未完の部分を補完する研究もうよくね?的なこと言ってて面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
瀬希瑞 世季子
前単行本で読んだけど文庫で再読。
が「ナイス!」と言っています。
瀬希瑞 世季子
〈1〉要素は自立的存在であり、事後的に一括されて加算的集合体を形成する。 〈2〉要素は有機的な全体の中に緊密に織り込まれ、全体の一分肢として性格を受け取る。試験管内の細胞のふるまいが生体内のそれと異なるように、部分のあり方は全体に依存する。一般に細胞が生体外では単独で生きられないように、部分の存在・非存在そのものが全体に規定される。 〈3〉要素は、と言おうとするとき、試験管内の細胞にあたるものすらないことに気づかざるをえない。といって、実体的な全体もまた存在しない。あるのは差異の共時的体型のみである。
が「ナイス!」と言っています。
瀬希瑞 世季子
漠然とした不安→死の不安(先鋭化)→生の目的へ
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/12/18(1804日経過)
記録初日
2020/03/02(1729日経過)
読んだ本
1512冊(1日平均0.87冊)
読んだページ
386897ページ(1日平均223ページ)
感想・レビュー
508件(投稿率33.6%)
本棚
20棚
外部サイト
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