「料理は、おいしけりゃいいみたいに言われて、ちょっとなめられているなあと 思うんです。料理はおいしいまずいだけじゃないでしょ。料理には私たちの生きていく原点があります。それを忘れないで料理を考えるというか、料理する行為を信じれば、先ほどのガンディーの塩の行進になるのだと思います。毎日の一汁一菜というシンプルな暮らしを通して、自動的に修行と同じようなことが行われていて、日常の無限の気づきのなかで自由になれる、と思っているんです。」

「料理は、おいしけりゃいいみたいに言われて、ちょっとなめられているなあと 思うんです。料理はおいしいまずいだけじゃないでしょ。料理には私たちの生きていく原点があります。それを忘れないで料理を考えるというか、料理する行為を信じれば、先ほどのガンディーの塩の行進になるのだと思います。毎日の一汁一菜というシンプルな暮らしを通して、自動的に修行と同じようなことが行われていて、日常の無限の気づきのなかで自由になれる、と思っているんです。」

「私にはもう、余分なごちそうは必要ないのです。質素なものの中に無限の世界がある。それが私のごちそうなのです。たくさんの調味料も、調理道具も、レシピ本もいらない。今日は何を食べようかなと悩む時間もいらない。それで十二分に美味しいものを食べられる自分がいる。今の私の目の前にはたっぷりの時間と、幸福と。そう美味しいものを食べられるということは幸福そのものです。で、それはすでに目の前にあったのでした。ああこんな世界があったとは。」こどものことを考えるとあんまり質素にはできないし、冷蔵庫のない生活もすごいけど共感！

「めんどうだからとつくらないで、外で食事を済ませるようにしたや、また別の問題起きるでしょう。食事づくりから始まった小さなことご、すぐ健康とコミュニケーションの問題になり、人生のだいもんだいにまでつながる。私たちは食べ物に癒されながら、食べものにふりまわされているのです。自分で意識して、コントロールしなくてはいけないのです」もっとシンプルな生活にしなければいけないと思った。1回1回の食事をきちんと「済ませる」余裕がないのはやっぱりおかしい。