評判通りの面白い本。オノマトペを手掛かりにしアブダクションを駆使してブーストストラッピング・サイクルを駆動させ言語を習得する。余談だが、オノマトペのアイコン性の話とアブダクションの話、この２つはパースの話でもあるので、やはりパースを理解しないといけないなと思わぬところで思わされた。

大東亜共栄圏の本質を経済自給圏に見て、その構想から破綻までをまとめている。政府の場当たり的な政策とご都合主義的予測（願望）、輸送船の不足に象徴される軍事偏重、後付けの理想と現実への妥協といった帝国日本の抱えた宿痾がまざまざと見せつけられる。

評判通りの面白い本。オノマトペを手掛かりにしアブダクションを駆使してブーストストラッピング・サイクルを駆動させ言語を習得する。余談だが、オノマトペのアイコン性の話とアブダクションの話、この２つはパースの話でもあるので、やはりパースを理解しないといけないなと思わぬところで思わされた。