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2024年10月の読書メーターまとめ

JADE
読んだ本
10
読んだページ
3146ページ
感想・レビュー
10
ナイス
365ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

JADE
「ナオミとカナコ」の女性主人公がよかったんでこちらも。30代女性の、仕事、子育て、未来、愛などの5篇。どの主人公にも好感がもてたし、サクサク読めてオチも効いてた。どれも良かったけど「ガール」「ワーキング・マザー」がお気に入り。女性ってこう感じるんだ、なるほどこれが女心ってやつですか、へぇ~と思った。女性読者のみなさんのレビューにも、わかるとか共感って言葉が多かった。これほど女性の内面を書ける奥田さんを、あらためてスゲェと思った。「しあわせかどうかなんて、物差しを当てること自体が不遜だ」の一文が響いた。☆4
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

JADE

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2024年10月の感想・レビュー一覧
10

JADE
「1970年代、コンゴの鉱山に1000人以上の日本人が赴任し、そこで生まれた日本人の子どもを、日本人医師が毒殺した」フランス24やBBCで報道されたことは真実なのか、アフリカに駐在していた三浦さんが取材を始める。コンゴの片田舎に何度も足を運んで“日本人残留児”にインタビューし、日本では当時の従業員や医師を訪ね歩く。三浦さんの行動力にはただ感服するばかり。嬰児殺しはなかったと確信できたけど、日本人残留児の「お父さんに会いたい」という言葉には胸が詰まった。知られていない日本の黒歴史、他にもあるんだろうな。☆4
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JADE
今まで絵本や漫画はこちらに登録してなかったけど、これは記録にも記憶にも残しておきたい本。5分もあれば読めちゃう絵本だけど、絵をじっくりと眺めながら、何回も読み返した。そのたびに、牧場に背中を向ける子牛と、走る列車を追いかける母牛に目頭が熱くなった。優しい色調の絵もとっても素敵。大人が読めば、“いのち”とか“食育”とか、いろいろ言いたくなる本なのかもしれないけど、そんなことよりも母子の情愛にただただ心を打たれていたくなる。手元に置いておきたくなったんで、さっそく本屋に予約しよう。 ☆4.5
べあべあ
2024/10/30 09:07

JADEさん、そうなんですね、ほっ。その一文も含めて楽しみです。あ、私も納豆は好きです!煮豆がダメ(笑)

JADE
2024/10/30 19:19

べあべあさん レビューお待ちしております。ちなみに甘納豆も大好きです😊

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JADE
「ナオミとカナコ」の女性主人公がよかったんでこちらも。30代女性の、仕事、子育て、未来、愛などの5篇。どの主人公にも好感がもてたし、サクサク読めてオチも効いてた。どれも良かったけど「ガール」「ワーキング・マザー」がお気に入り。女性ってこう感じるんだ、なるほどこれが女心ってやつですか、へぇ~と思った。女性読者のみなさんのレビューにも、わかるとか共感って言葉が多かった。これほど女性の内面を書ける奥田さんを、あらためてスゲェと思った。「しあわせかどうかなんて、物差しを当てること自体が不遜だ」の一文が響いた。☆4
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JADE
時系列バラバラで、マコト、キダ、ヨッチの関わりが、短い章と断片で語られていく。軽いノリ、飄々として捉えどころのない会話、よくわからないながらも、この物語はどこに向かうんだろうと興味深く読み進めた。ラストでやられた。そうか、全てはここに繋げるためかと、やられちまった感が半端なかった。結末がわかってみれば、どの章も、どの断片も、ぐっと味わい深くなった。チャラいだけかと思ってたマコトも、ちょいとトロいんじゃでねぇの思ってたキダも、スゲェいいやつじゃんと評価が一変した。思いがけず、深い余韻に浸れた1冊。 ☆4
maxa
2024/10/24 07:32

時系列の理解が難しかったけれど、無事にやられてくれててうれしい(笑)。いただいたコメントの方でも書いたけど、彩無きもぜひ!

JADE
2024/10/24 19:13

「彩無き世界のノスタルジア」いただきます! 楽しみです😊

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JADE
シベリアの俘虜収容所に抑留された日本人は約61万人。極寒、重労働、飢餓、密告、拷問。望郷の思いを抱いたまま現地で果てた人々は7万人を超える。ラーゲリ生活の過酷さはいくつかの本で読んだが、本書は過酷な状況に置かれても人間らしく生きようとした人々の実話。帰還できなかった山本幡男氏を中心に描かれている。山本氏の4通の遺書「本文」「お母さま!」「妻よ!」「子供等へ」は圧巻。その長文の遺書を暗記して持ち帰り、遺族へ届けた“句会”の友人たちの思いにも胸を打たれ、読了後も静かな感動が続いていた。まさしく良書。 ☆4.5
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JADE
対談集。脳研究者の池谷さんが、作家の中村さんの疑問に答えるって内容なので読みやすくて分かりやすい。下ネタがしょっちゅう出てくるんで、さらに分かりやすい。ふぅん、へぇ、とサクサク読めた。初めは敬語を使っていた中村さんも、後半になるとお下劣な例えやツッコミを連発し、すごく難しい話をしてるはずなのに笑っちゃうことも多々あった。脳や神経もだけど、最終盤の遺伝子の話が特に興味深かった。俺のあれもこれも、受精の瞬間に決まってたんかと驚かされた。巻末の参考文献には圧倒されたし、中村さんの小説を読んでみたくなった。 ☆4
maxa
2024/11/03 11:56

読みました。下ネタを躊躇なく出してくるのでなんとなく家族に隠しながらさらっと(笑)。うさぎさんの知識量もすごかったですね。それに即座に返す池谷さんもさすが。無意識下では反応しているとか遺伝子で生まれた時の大体の体重までがわかってしまうとか、色々面白かったです。

JADE
2024/11/03 19:26

そうそう、家族の前で堂々と読める本じゃなかったよね😅 対談集ってほとんど読まないんだけど、なんだ面白いじゃんって、この本でちょっと見方が変わりました。

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JADE
女と男の往復書簡。読み始めは、とりとめのない話の連続に戸惑った。切手の縁のギザギザ、アンネ・フランク、ニュートリノを検出する大水槽。よくわからないながらも、物静かで美しい文章に惹かれて読み進めた。少しずつ、二人の過去や関係が明らかになる。高齢者であること、かつては共に暮らしていたこと、不幸な事故がきっかけで別れたこと、女性の寿命が尽きかけていること。言葉の端々から、この二人は、今も深く愛し合っていることが伝わってくる。二人の生涯が幸せだったかは分からないけれど、こんな人生の終い方も素敵だなと思った。 ☆4
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JADE
思春期を駆け足で通り過ぎて大人の女性になった耀子。少年の心をもち続けている立海。違いすぎる生い立ち、年齢差、どう足掻いても埋められない二人の間の溝が悲しい。「約束したじゃないか、どこにも行かないって」パチンコ銃でガラスを割ることしかできなかった立海の心痛、いい歳をしたおっさんの胸にもグサッときた。それでも、婚礼のお色直しに紫の色無地を選んだ耀子、ドングリの腕輪をした娘に「行かまい、瀬里ちゃん」と呼びかける耀子に、少しだけ救われた気がする。読了後に心がしんとするこのシリーズ、この先も読み続けたい。 ☆4.5
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JADE
とりあえずシリーズひと区切りの稀覯本は「ファースト・フォリオ」。1623年に刊行されたシェイクスピアの戯曲集。現存するのは235部で、完全な形で残るのは56部だけ。約10億円で落札されたこともあるんだそう。そもそも、そんな本が存在することもびっくりだったけど、シリーズ節目の題材にはふさわしかったかな。栞子さんと大輔君の奥手な恋も成就して、ビブリア古書堂の未来も安泰となり、文香ちゃんの学費の目途もついて、めでたしめでたしの大団円。しばらく時間をおいて、続きのビブリアシリーズも読んでみようかなと思ってる。☆4
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JADE
こりゃおもしろい。睡眠時間を削って読んだのは久しぶり。前半は夫からのDVに苦しむ加奈子を救うべく、親友の直美が加奈子と共謀して夫を殺害する。完全犯罪成立と解放感に浸る二人。後半は、その犯罪に綻びが広がっていく。証拠も次々に明らかになる。追い詰められる直美と加奈子。ハラハラドキドキの連続。緊張が頂点に達したところで、最後の1行でスカッと爽快な結末。気持ちよく本を閉じることができた。脇役たちも魅力的で、時々ニヤリとさせる粋な計らいもあり、お見事でしたと思えた本だった。やっぱ奥田さん、ただもんじゃねぇ。☆4.5
萩
2024/10/04 13:52

レビュー残してないけど既読📖 危なっかしい二人にハラハラするよね。奥田さんは女性が主役でも面白いんだよねー✨

JADE
2024/10/04 19:20

萩さんのレビュー、読んでみたかったなぁ🤔 しっかり者っぽいけど、ちょいと抜けてる直美。か弱そうだけど、けっこう芯があった加奈子。どっちも魅力的だった✨ キャラクター造形もうまかったよね😄

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/01/18(1771日経過)
記録初日
2020/01/03(1786日経過)
読んだ本
791冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
269427ページ(1日平均150ページ)
感想・レビュー
791件(投稿率100.0%)
本棚
2棚
性別
自己紹介

全て図書館本です。
備忘録として登録しました。

今までに自分の中で☆5だった本。

井上靖「氷壁」
ネヴィル・シュート「渚にて」
小松左京「復活の日」
福永武彦「草の花」
開高建「オーパ!」
村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」
高野悦子「二十歳の原点」
W.W. ジェイコブズ「猿の手」
山本周五郎「青べか物語」
吉村昭「高熱隧道」
フレデリック・フォーサイス「ジャッカルの日」
京極夏彦「続巷説百物語」
宮部みゆき「クロスファイア」
     「蒲生邸事件」
藤沢周平「蝉しぐれ」
浅田次郎「鉄道員 ぽっぽや」
東野圭吾「秘密」
湊かなえ「告白」
伊坂幸太郎「ゴールデン・スランバー」
辻村深月「かがみの孤城」
西加奈子「サラバ!」
上橋菜穂子「獣の奏者」
青山美智子「ただいま神様当番」
     「木曜日にはココアを」
伊吹有喜「犬がいた季節」
    「なでし子物語」
髙田郁「みをつくし料理帖」
町田そのこ「52ヘルツのクジラたち」
逢坂冬馬「同志少女よ敵を撃て」
荻原浩「明日の記憶」
古内一絵「マカン・マラン」
貴志祐介「新世界より」
凪良ゆう「汝、星のごとく」
重松清「その日のまえに」
津村記久子「水車小屋のネネ」
畑野智美「タイムマシンでは、行けない明日」
吉田修一「横道世之介」
    「悪人」
いとうみく「羊の告解」

また、こんな本たちに出会いたいので、みなさんの感想も参考にさせていただいています。
よろしくお願いします。

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