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2024年10月の読書メーターまとめ

k sato
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2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入られ登録
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  • Nao023

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

k sato
「死の受容までの5段階モデル」を描いたファンタジー小説。否認、怒り、取引、抑うつ、 受容。余命宣告された主人公は悪魔と取引し、延命と引換えに世界から何かを一日一つずつ消していった。電話、映画、時計。想い出の品々。しかし、愛猫のキャベツを取引に持ち掛けられた主人公は己の欲に絶望する。他の命とトレードオフしても、世界は幸せにならないないと気付いたとき、主人公は自らの短命を受け入れた。非現実的で身勝手ではあるが、この取引は主人公の生きる希望だったに違いない。私が命尽きるときは、この世に未練がなく幸せでありたい。
k sato
2024/10/09 18:27

この本は、図書館のミステリーバック企画にエントリーされていた幾つかの茶封筒のなかから選びました。企画の参加者は小中学生。開封するまで本のタイトルは分かりません。わたしが選んだテーマは「生きることについて考えされられる感動する本」。これを選んだ中学生はどんな子なのでしょうか。この本を読んだ感想をお互いに話し合ってみたいです。

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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

k sato

鵙日和(*'ω'*)秋の季語。きょうは、モズが高らかに鳴くような澄み切った秋晴れの日でした。モズ探しに田畑へお出かけしたいです。さきほど、スゴイニュースが流れてきました。日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞の受賞が決まりました。被爆国として両手を挙げて喜んでいいのか複雑です。名誉あることですが、被害者にとっては賞より核ゼロ達成の方が欲しいはずです。

鵙日和(*'ω'*)秋の季語。きょうは、モズが高らかに鳴くような澄み切った秋晴れの日でした。モズ探しに田畑へお出かけしたいです。さきほど、スゴイニュースが流れてきました。日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞の受賞が決まりました。被爆国として両手を挙げて喜んでいいのか複雑です。名誉あることですが、被害者にとっては賞より核ゼロ達成の方が欲しいはずです。
k sato
2024/10/12 08:58

訪問先と古墳群をググったらめっちゃ近かった!行きたいにゃぁ~

nobugとミミ&モモ(元保護猫・双子姉妹)
2024/10/12 09:05

ミミモモのところも実は近いんだニャー😸

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2024年10月の感想・レビュー一覧
20

k sato
ネタバレおやつとおもちゃがあれば、もっとしあわせ!?青い瞳をした保護猫のターが、さやちゃん一家にお迎えされるまでの心温まる物語です。たくさんの優しさによって守り抜かれたターの命。生後間もないターを助けてくれた人、ミルクボランティア、獣医師、保護施設のスタッフ。人々の愛護精神に敬意を込めて、さやちゃん一家はターを世界一しあわせな猫にしようと決意したのです。ターと暮らすさやちゃん一家は、生きる喜びや張り合いがあったに違いありません。これが「いきがい」なのでしょう。猫と人が互いに幸せを享受する社会は清く尊いです。
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k sato
ネタバレイラストレーター・KORIRIさんの猫の職人シリーズ第四弾です。今回はケーキ屋さん。パティシエはウーヤくんとミーヤちゃんです。ケーキ教室を開くほどの大盛況!バニラエッセンスの代わりに使うのはオサカナオイル!タルトはフルーツではなく刺身!斬新すぎて買うのを躊躇います。お客さんは前作までに登場した職人さんたち。急遽、洋食屋のハルオシェフのお誕生日会を開くことになりましたが、とっておきのケーキを食いしん坊のみかんちゃんが盗み食い。猫社会の日常は朗らかでユーモアに富んでいます。「ハッピーニャースデートゥユー」
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k sato
ネタバレ幸せホルモン・オキシトシンはスキンシップから!母子が抱き合うのは、お互いに脳内からオキシトシンを放出するためです。オキシトシンは母にとって産後の回復や授乳を促進する働きがあり、子にとっては気持ちを安定させる作用があります。「だっこむぎゅー」は、母と子の想いが詰まった名句。この絵本に描かれるモフモフ動物の「だっこむぎゅー」を体験したいです🤤最後のページは人間の母と子だけでよかったのに、なぜか父も登場。申し訳ないけど雰囲気が壊れました。オキシトシンの放出中断(笑)本を読んでいるだけでもオキシトシンが出ました
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k sato
主に哺乳類の出産を描いた鈴木まもるさんの幼児絵本です。体格や生息域によって出産の形態は多様ですが、どれも安全に出産するための最適解なのです。水中で出産し授乳するカバ。赤ちゃん窒息しないの!?自力で育児嚢に入る有袋類の赤ちゃん。なんで袋の位置わかるの!?コウモリはぶら下がりながら出産。逆さまだって平気!?ラッコは赤ちゃんをおなかの上で育てる。お母さん、お腹すいたらどうするの!?母は強いうえに、温かく柔らかく優しい。「生きるために生まれてくる」のか。それとも「生まれたから生きなければならない」のか。
k sato
2024/10/26 07:18

読友さんからのご紹介本です(*'ω'*)

yomineko
2024/10/26 09:06

おはようございます🌞可愛いですよね~💖💖💖

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k sato
「だいすき」は幸福のマジックフレーズ。どうやって「だいすき」という概念を覚えたのか不思議でした。わたしが敬愛する作家・鈴木まもるさんの幼児絵本です。十八番の鳥類に特化しておらず、生きものの母子、特に乳幼児期を描いた絵本です。母子のスキンシップと会話は、乳幼児が「すき」という概念を学ぶ手段なのだと気付きました。特に、抱っこやおんぶは身体的・心理的な距離を縮める効果があります。そうやって、乳幼児は母親から愛されていることを知るのですね。「とくべつ わたしは あなたが だいすき」。母の声を聞きたくなりました。
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k sato
森の動物たちを描いた短編5選。日常の些細なできごとを見逃さない感性や誰かの幸せを慮る心の余裕を持ちたいと思いました。本の題名になった「だれかさんのかばん」では、鹿のおじいさんが忘れ物のかばんを見つけます。主がくるのを家の中から見守るおじいさん。落とし主を探して届ける厚かましさがないところが気に入りました。そして、かばんを見つけたときの主の安堵感や面映ゆい様子が、「いい一日のおわりだった」というおじいさんの一言から伺えます。おじいさんのような相手からの感謝を求めない控えめな生き方への憧れや敬いが生まれました
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k sato
著者は精神科医ユーチューバーであり筑波大学付属病院の松崎先生。メンタルヘルスに関連する304の症状名を網羅した一冊。患者や家族でも分かる平易な短文で書かれており1症状1分で読める。精神疾患には分類されないHSPや蛙化現象、ヤングケアラーも掲載。統合失調症の症状が最も多彩である。被害妄想や注察妄想以外には、自分が狼に変身したと妄想するライカントロピーがある。狼男の伝承地である欧米に症例が多いというのだから、妄想は患者の環境に依存することが分かる。人の性格や精神状態を知るには正しい知識が必要であると痛感した。
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k sato
ネタバレ子猫がいちばん好きなポケットはやっぱりこれ!いりやまさとし氏の幼児絵本を初めて読みました。淡い色と淡いタッチのイラストに心の塊がほぐれていきます。この絵本は、猫の箱好きを描いた作品です。子猫が主人公になっているので、タイトルの「ポケット」が絶妙。「箱」ではなく「ポケット」と題したことで、作品に柔和と幼気をプラスしています。やっぱり、子猫がいちばん好きなポケットはここだよね!ラストのシーンは全ての生きものに通じていることでしょう。猫好きの方で、心がズタボロでオンボロで元気が欲しい方におススメの幼児絵本です。
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k sato
ネタバレぬいぐるみたちが図書館でお泊り会!大切なぬいぐるみと離れて過ごす一晩は、主様にとって寂しい。でも、ぬいぐるみたちはどうでしょうか。静まり返った図書館。お布団をかけてもらったぬいぐるみたちは次々と起きだして、本で遊びまくり。あっ!職員さんに見つかっちゃった!優しい職員さんに絵本を読んでもらいました。行列ができちゃって、みんな寝てくれません!さあ、最後の絵本。再び、図書館が静寂に包まれます。翌朝、主様が走りながらお迎えにきました。近所の図書館でもお泊り会が開催されています。わたしも図書館の職員さんになりたい。
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k sato
350種、30億羽、1万キロ。渡り鳥が一斉に移動したら大変です。野鳥の巣研究家・鈴木まもる氏が描いた渡り鳥の世界地図に魅せられました。南半球と北半球。寒冷帯と温帯。営巣や食性に適した気候帯を往来する野鳥。北極と南極を行き来する強者はキョクアジサシ!8000メートル級のヒマラヤ山脈越えに挑むのはインドガン。世界最小のハチドリだってアメリカ大陸を縦断。捕食や銃殺、障害物への衝突など危険を冒してでも移動する習性は、DNAによるものでしょうか。悠然とした姿のなかに共存する剛毅な精神。野鳥の神聖性を感じます。
k sato
2024/10/20 15:50

yominekoさん こんにちは(*'ω'*)はい、約10種類は狩猟対象として認められてます。でも他の野鳥を撃ったら逮捕!!!

yomineko
2024/10/21 10:39

おはようございます🌞認められているんですね、、、

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k sato
まいちゃんの躁鬱ライフ。双極性障害の発症から治療、休職・復職・就労までの経緯や心情がとても分かりやすく漫画で描かれている。双極性障害と診断された直後に読むのに丁度よい。とくに、傷病手当金や自立支援医療制度に関する情報は、休職直後の当事者を安心させるだろう。これを知っていれば休養に専念することができる。まいちゃんは3か月休職して、3か月復職し、また3か月休職して退職・・・生活のためというよりは、働く意欲や自責が復職への焦りを生んでいるように感じられた。あせらないことを学んだまいちゃんを私のお守りにしよう。
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k sato
自分の言動が異常であると「病識」を持てず、症状を悪化させたり周囲に迷惑をかけたりする者がいる。そのような者を安易に「異常」と呼ぶ世間に苛立つ。そもそも、「異常」と「正常」の定量的な定義はない。確かな意識があるときの本人の言動と比べて生活に支障をきたすほど逸脱している状態と定義すべきだ。「異常」は他者との比較ではない。昨今、発達障害の診断を求めて病院を行脚する者がいるそうだが、彼らは時代の囚人だ。規範を重んじる現代社会だから、仕事や生活に支障をきたしているにすぎない。平安時代なら要らぬ心配だったろう。
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k sato
ネタバレ両手に埋まってしまうほど小さなエナガ。その一羽・ピッピの生涯を描いた作品です。つがいとなったピッピとチルル。初めて作った巣は嵐で全壊。再建し産卵するも、カケスが襲撃。それでもつがいは離れず、翌春にたくさんの雛を生み育てました。しかし3回目の営巣中、チルルは猛禽類に連れ去られてしまうのです。ぼっちになったピッピは、仲間の子育てを手伝います。そして、冬。チルルは息子のそばで生涯を終えました。翌春、ピッピの羽根は新たな命を繋ぐゆりかごになったのです。波瀾は野生の宿命。愛らしさの裏にある強靭な意志を垣間見ました。
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k sato
妊娠には準備が要る。そんなこと、どこでも勉強してこなかった。産婦人科医が自身の体験をもとに、これから妊娠を考えているすべての女性に向けたメッセージ。35歳を過ぎてからの不妊治療。著者は中止という結末を選んだ。若いほど妊娠率が高いことは事実ではある。少子化対策には、補助金のバラマキではなく、中長期的な教育と若年層への制度拡大を打ち出すべきだ。わたしは、高校や大学にも産休制度を設けてよいと考えている。そんな稀有な発想を持つ政治家はおらぬのか。「子宮は老化しない。でも、卵巣や卵子が年齢以上に若返ることはない」。
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k sato
春告鳥といえばウグイスですが、北海道はクマゲラと言ってもいいですね。版画家・手島圭三郎さんの絵本を初めて読みました。輪郭線を黒で刷る木版画。クマゲラの真っ黒な全身も輪郭線とともに力強く表現されています。日本一大きなキツツキとだけあって、バサバサと翼を動かす音が聞こえてきそうです。黒の重厚感が迫力のある版画を生み出しています。クマゲラの特徴的な白いアイリングも際立っています。手彫りするときにでる木屑。クマゲラが木に穴を掘るときにでる木屑。手島さんはクマゲラの気持ちになって彫刻刀を握っていたのでしょうか。
アッキ@道央民
2024/10/13 10:22

手島さんの版画、好きです🐦️北海道の自然をダイナミックに表現してくれていますね

k sato
2024/10/13 11:04

アッキさん こんにちは(*'ω'*)手島さんは北海道出身なのですね( ゚Д゚)なぜクマゲラを題材にしたのか理由が分かりました!

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k sato
県民として遣る瀬無い。かつて茨城県は猫の殺処分が全国ワースト1。笠間市にある動物指導センターでは年間2千匹の命を奪った。この現状に耐えかねたセンター職員が埼玉県で「ねこかつ」を運営する梅田達也さんに助けを求めたのだ。そして、梅田さんたち愛護団体の尽力により茨城県の猫殺処分数は年々減少している。しかし、ゼロではない!表紙のキジトラ3兄弟はセンターから引き取られ、梅田さんに「ずっとのおうち」を探してもらった。野良猫や子猫を見つけると、保健所に相談する人が多いことに愕然とする。その先を想像できないのか?
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k sato
ネタバレ「じぶんにできる、いちばんいいことをするために」。こぐまのぬいぐるみ・ミシュカは、きかん坊の女の子に嫌気がさして家出します。きょうはクリスマス・イブ。雪森で楽しく遊んでいると、森の動物たちが「今夜はなにか一つ、いいことをしなくちゃいけない」と話していました。ミシュカは「自分にできるいいこと」を探します。そんなとき、プレゼントを配るトナカイに出逢い手伝うことしたのです。最後に訪れた古小屋には病気で寝込む少年が住んでいました。でも、もうプレゼントはありません・・・ミシュカの決断を切なくも美しく感じました。
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k sato
43歳の初産体験記。不妊治療の保険適用が認められ、高齢出産の話題は急増した。程度の差はあれ、母体への負荷は出産年齢に関係なく共通する。ただ、40歳を過ぎだから直面する悩みがあまり知られていない。著者は自身の体験を包み隠さず漫画化。高齢出産は周産期医療センターがよいこと、出生前診断を受けるか悩むこと。とても勉強になる。一部では、高齢出産を親のエゴだと揶揄する者がいると聞く。わたしは母40歳、父42歳の時に産まれた。両親は健在。親のエゴを感じたことは微塵もない。当時は稀少。高齢出産の先駆者だと両親を誇りに思う
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k sato
ハンセン病患者に寄り添った精神科医・神谷美恵子。「生きがい」とは何かを探究した。極限状況の人々に「生きがい」はあるのか。美恵子は、差別偏見に晒されるハンセン病患者や強制収容所の暮らしを綴ったフランクルを研究する。不自由な暮らしの中に小さな幸せを見出いだす人々。「生きがい」は人生の終着にある目標ではない。今をどう生きるかの源泉だ。そして、「生きがい」は作るものではなく、心の眼で発見するもの。わたしは「生きがい」を見失った。ただ、生かされているだけ。美恵子の教えに沿い、「生きがい」に再会するまで辛抱強く待とう
k sato
2024/10/10 08:56

この抽象的な日本語「生きがい」には英訳がなくikigaiで通じる。

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k sato
「死の受容までの5段階モデル」を描いたファンタジー小説。否認、怒り、取引、抑うつ、 受容。余命宣告された主人公は悪魔と取引し、延命と引換えに世界から何かを一日一つずつ消していった。電話、映画、時計。想い出の品々。しかし、愛猫のキャベツを取引に持ち掛けられた主人公は己の欲に絶望する。他の命とトレードオフしても、世界は幸せにならないないと気付いたとき、主人公は自らの短命を受け入れた。非現実的で身勝手ではあるが、この取引は主人公の生きる希望だったに違いない。私が命尽きるときは、この世に未練がなく幸せでありたい。
k sato
2024/10/09 18:27

この本は、図書館のミステリーバック企画にエントリーされていた幾つかの茶封筒のなかから選びました。企画の参加者は小中学生。開封するまで本のタイトルは分かりません。わたしが選んだテーマは「生きることについて考えされられる感動する本」。これを選んだ中学生はどんな子なのでしょうか。この本を読んだ感想をお互いに話し合ってみたいです。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/01/19(1770日経過)
記録初日
1995/01/22(10898日経過)
読んだ本
751冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
112229ページ(1日平均10ページ)
感想・レビュー
702件(投稿率93.5%)
本棚
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性別
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