イングランド北部には湖沼地帯が多いと聞いていたけど、人々の生活に川がこうも密着しているとは思わなかった。水路での暮らしと、水辺に住む鳥たちの観察と保護活動が密着するのも納得できた。川は、鳥たちのものでもある。 水辺を騒音で荒らし、法定速度を守らないで突っ走って遊ぶのは、人間のエゴだ。 彼らは、水路に生きる人々の敵だし、卵を孵そうとしている鳥たちにも脅威だ。 そういう迷惑人間が存在すること。どうやって、彼らに立ち向かうか、緊張感のある物語で楽しめました。続きも楽しみです。

今回の主人公、トムのかっこよさを、どう説明していいのか。とにかく、この子がいいの。すごいの。 また、トムが動かすティーズル号を追いかける形で、知り合いの船を乗り継いで進んでいく双子の状況も目が離せないし、トムを恨んで追いかけているマーゴレッタ号の動向も気になる。ハラハラしどうしで楽しませてもらいました。 帆船を川で操作するにあたって、潮の満ち引きがこんなに重要とは初めて知りました。気象も時間も計算して、少年少女が、それをやってのける。自然と調和しながら生活している感じが本当に素晴らしかったです。

イングランド北部には湖沼地帯が多いと聞いていたけど、人々の生活に川がこうも密着しているとは思わなかった。水路での暮らしと、水辺に住む鳥たちの観察と保護活動が密着するのも納得できた。川は、鳥たちのものでもある。 水辺を騒音で荒らし、法定速度を守らないで突っ走って遊ぶのは、人間のエゴだ。 彼らは、水路に生きる人々の敵だし、卵を孵そうとしている鳥たちにも脅威だ。 そういう迷惑人間が存在すること。どうやって、彼らに立ち向かうか、緊張感のある物語で楽しめました。続きも楽しみです。