再読。 火薬とは方や人を殺す武器となるのに、夜空に打ち上げるとこんなにも美しい花を咲かせるのか…と、花火を見るたび思いますが、秀助は正にその両極端を体現してしまった。 その過去を知れば、切なく悲しすぎる壮絶な悲劇に胸が痛みます。 人を殺める火も、悲しみで身を焦がす火も、どうかどちらも喰ってくれと祈らずにいられない。 本当に何度も読み返したいシリーズです。

再読。大名火消の身内を拐い、その出動と太鼓を打つ事を禁じ放火する。火元に一番近い大名家が太鼓を打ちそれを聞いた後でないと町火消は半鐘を鳴らせない、消火活動もできない。もし大名家より先に半鐘を打ってしまったら刑罰がくだされる。燃え盛る火とルールを前に立ち尽くすしかない火消達。こんなに酷い謀略が何故できるのか。また緊急事態にルールが邪魔をするもどかしさに苛立ちと怒りと悲しみでいっばいです。大切な身内を人質に取られ怖じ気づかない者などいない。それでも立ち上がれ、立ち上がってくれとの悲痛な願いが胸に刺さりました。

すごくおもしろい。 毎回違う椿の名前が登場して調べながら読むのが楽しかったです。椿ってすごくたくさん種類があるんですねぇ。しかも花の形や色も多種多様でおもしろいです。

再読。 火薬とは方や人を殺す武器となるのに、夜空に打ち上げるとこんなにも美しい花を咲かせるのか…と、花火を見るたび思いますが、秀助は正にその両極端を体現してしまった。 その過去を知れば、切なく悲しすぎる壮絶な悲劇に胸が痛みます。 人を殺める火も、悲しみで身を焦がす火も、どうかどちらも喰ってくれと祈らずにいられない。 本当に何度も読み返したいシリーズです。

再読。病に冒され日に日に顔も体も崩れていく。想像を絶する恐怖だった事でしょう。自死しようとした場面は涙なしには読めませんでした。 感染と言うリスクを越え付き従う家臣、友人そして秀吉からの篤い信頼。 もし病に冒されなければ…人柄や知性、能力などを鑑みるともしもを考えたくなる。 非常に惜しくてならない人物です。

再読。 前回は気付かなかった。 貴音の家、山城座…彦弥じゃないか～！！ 花いけバトルの胸熱はもちろん、彦弥達が生きた証が現代にも息づいている事がめっちゃ胸熱で泣けてしまいました。

大河ドラマに触発されて再読。 大河でまひろが枕草子の感想を言った際の清少納言の言葉が「中宮様に陰などございません」一見現実見ろよと鼻白むセリフですが、清少納言の中宮定子への愛と枕草子に込めた思いを考えると、あのセリフは納得でした。 枕草子に込めた思い、それは最愛の主である中宮定子の華やかで幸福に満ちた時が永遠であれと願いを込めた言霊であり、また定子の死後も書き続けた点から考えると中宮定子への鎮魂の書でもあったのかもしれないと感じました。