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2024年4月の読書メーターまとめ

(木々)
読んだ本
7
読んだページ
1633ページ
感想・レビュー
7
ナイス
60ナイス

2024年4月に読んだ本
7

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

(木々)
ネタバレ近年、自己啓発書しか読めなくなっていた自分に嫌気がさしていた。なぜ本が読めなくなったのか、その理由を歴史や社会全体のありようから考察した新書。『軋む社会ーー教育・仕事・若者の現在』『疲労社会』『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか』後半は読みたいとブックマークしていて読めていないままだった本が次々と登場してきた。そうか、私はこういう本を待っていたんだな。仕事にもほかのことにも「半身」でかかわること。他者の文脈をシャットアウトしないこと。「自分から遠く離れた文脈に触れること――それが読書なのである」(183頁)
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
7

(木々)
ネタバレ「マインドフルネス(今ここにあることに気づくことで心を整える瞑想の手法)」の練習は何年もしてきた。ようやく少しだけ取得できたかなと思う程度のスキルである。「寿命の短いこどもは、大人よりはるかに、何が起きているか、ものごとがわかっています。だから(略)ただ、その日、その瞬間のことを『ああ、楽しかった』とだけ言って別れるのです」。未来への不安がよぎる時は、むしろその瞬間が、忘れがたい幸福の時であることがある。だから不安よりも感謝の気持ちを抱きたい。佐々さんのように「ああ、楽しかった」と思えるようになりたい…。
が「ナイス!」と言っています。
(木々)
ネタバレ推しはいないけれど、生活がうまくまわせなくて、エネルギーをひとつの対象に向かわせてしまうことの感覚はわかる。だからこの主人公が生きていくことの難しさも、少しだけだが理解できる。私の場合はその対象は仕事だ。もし今仕事を失ったら…そんな想像をした。エネルギーを注いでいた対象を失って、自分の生活に向き合うことができるだろうか。主人公が綿棒を拾い始めるラストは鮮烈だった。綿棒の先にはまだおにぎりのカスが、空のペットボトルがある。長い道のりだ。生活をしていかなくては、という意志の芽生えが描かれている、のだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
(木々)
ネタバレ三宅香帆さんが、これまで記されてきたヒロインについて批評する言葉のあまりの少なさに、自らが「全日本ヒロイン批評本を増やそう連盟会長」(笑)となって発表した本。アニメ、漫画、文学、アイドル、映画、さまざまな文化に現れるヒロインたちについての批評の言葉が集められている。/個人的に最も興味深かったのは「ケアするヒロイン」について記された章の最後に書かれた『推し、燃ゆ』についての箇所だった。「他者は不在なままでも、自分で自分をケアしようとするところで」終わるという物語であるとのこと。読んでみようと思う。
が「ナイス!」と言っています。
(木々)
ネタバレ近年、自己啓発書しか読めなくなっていた自分に嫌気がさしていた。なぜ本が読めなくなったのか、その理由を歴史や社会全体のありようから考察した新書。『軋む社会ーー教育・仕事・若者の現在』『疲労社会』『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか』後半は読みたいとブックマークしていて読めていないままだった本が次々と登場してきた。そうか、私はこういう本を待っていたんだな。仕事にもほかのことにも「半身」でかかわること。他者の文脈をシャットアウトしないこと。「自分から遠く離れた文脈に触れること――それが読書なのである」(183頁)
が「ナイス!」と言っています。
(木々)
ネタバレヤマザキさんが出会った忘れがたい人々との物語が描かれたエッセイ+挿絵集。「世間体や常識の向こう側に行かなければ出会うことのできない、かけがえのない人もいるのだ」という文章が心に残った。以前、ヤマザキさんが出演していたテレビ番組を家族が見ているところを通りかかった時に「失敗や屈辱をはしょると、人間は不完全になる」と言っていたのが忘れられない。この本に描かれているのも、輝かしい栄達や成功ばかりの人々ではない。しかし其々の物語には、静かに強く光る輝きがある。それを見つけられるのがヤマザキさんの優しさなのだろう。
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(木々)
ネタバレ最近、X(旧Twitter)で見かけた高知東生さんの言葉に共感することが複数回あったため読んでみた。昨年度の個人的テーマだった「依存症」についての本でもあり、高知さんに影響を与える存在として、松本俊彦先生や田中紀子さんも登場してくる。高知さんは12ステップを行うことで、人生の棚卸しをされた。私も今、自分のスキーマと向き合う作業をしているが、この作業もある意味、人生の棚卸しのようなものである。棚卸し作業はしんどいが、やる価値はあるのだと、この本は思わせてくれた。
が「ナイス!」と言っています。
(木々)
ネタバレ中島先生の時間管理ワークブックをやったことがある。 https://bookmeter.com/books/11518236 自分の行動のタイムログを取った時には、自分がこのくらいかかっていると思っている時間と、実際に行う時にかかっている時間の違いにびっくりした。自分の時間や空間の認識能力はあまり現実的ではないのだと気がついた。この本でやってみたいのはリコマース。モノの鮮度が高いうちに処分しよう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/05/03(1481日経過)
記録初日
2014/10/29(3494日経過)
読んだ本
202冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
41788ページ(1日平均11ページ)
感想・レビュー
191件(投稿率94.6%)
本棚
0棚
性別
職業
専門職
自己紹介

マジメすぎる自分をなんとかしたいと思っています。
(アカウント作成日:2020年5月3日)

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