友人に勧められて読んだ一冊。普段こういうのは読まないのですが、主人公の境遇が自分と重なるところがあってなかなか楽しく読めました。ぼくの場合は主人公のようにはなれませんでしたが……。作者の人間の善性への信頼感が凄まじく、普段ティプトリーとかエリスン読んでるから捻くれてしまったぼくは優しくてシンプルな世界を受け入れきれないけど、ちょっと前向きになれた気がする。原田マハももう何冊か読んでみます。

原田マハ2冊目。友達にこの作者の本を勧められたけど、どうしてもタイトルが思い出せないので適当にそれっぽいやつを読みました。作者自身が旅好きだということがすごく伝わってくる文章で、自分も青春18きっぷで限界旅行するのが好きなのでちょっと共感できる部分ありました。この前読んだ『生きるぼくら』でも思ったけど、登場人分が優しい人ばかりで人間の善性を信じたくなってきてしまいます。ぼくは露悪的な小説が好きだから、旅先でも人間の悪いところばかりに目がいくんでしょうか？

友人に勧められて読んだ一冊。普段こういうのは読まないのですが、主人公の境遇が自分と重なるところがあってなかなか楽しく読めました。ぼくの場合は主人公のようにはなれませんでしたが……。作者の人間の善性への信頼感が凄まじく、普段ティプトリーとかエリスン読んでるから捻くれてしまったぼくは優しくてシンプルな世界を受け入れきれないけど、ちょっと前向きになれた気がする。原田マハももう何冊か読んでみます。

さすがは澁澤龍彦で、期待を裏切らない一冊でした。エッセイと小説が入り混じったような短編集で、ディレッタンティズムを存分に感じることができます。澁澤龍彦は短編集を少しとエッセイ数冊しか読んだことありませんが、他の本が面白かった人なら楽しめると思います。