「これだ！」と思って自信満々で回答を提出したら、全くの見当違いだった、ということの繰り返しだった。ミステリの中でもここまで振り回されたのは初めて。自身も就活で限りなく「こんなことを繰り返して何になるのだろう」と思っていたが、鴻上さんがまさしく代弁してくれた。社会に一石を投じる小説。ただそれよりも純粋に素晴らしい人材たちに、心を打たれた。印象操作もあったが、某3人に疑いの目を持ってしまった自分が情けない。。人の腹黒いところ、素敵なところ、しっかりと見極められる力を身につけていきたい。本当に秀逸な作品でした。

湖を題材として、介護施設で起きる様々な社会問題が提起されている。終わり方は個人的に釈然としていなくて、結局何が伝えたかったんだろうなあともやもやしたまま終わった。それならいっそ、湖か社会問題か不倫か、どれかにフォーカスしてくれた方がわかりやすかったかなあという印象。でもつまるところ湖に繋げたかったんだなというのが伝わってきたので、湖についての理解を深めないといけないかもしれない。映画も見たらもう少しイメージが変わってくるかも…！？

魂の神秘的な部分が見えたり 本当にこんなこともあるのかな？と考えたりするくらいにはリアルさがあった。ただそのような特殊性質が存在する場合、生涯をかけて1人を愛するということにあまり意味を見いだせなくなってしまうのではないか？とも思う。時代の変遷という意味では理にかなっている気がするけれど。。輪廻転生には私も大変興味を持っているが、第2の池上が生まれることを考えると恐ろしい。スピリチュアル的な側面や性的嗜好などかなり賛否両論ありそうな作品だなと感じたが、個人的にはかなり刺さった。

「これだ！」と思って自信満々で回答を提出したら、全くの見当違いだった、ということの繰り返しだった。ミステリの中でもここまで振り回されたのは初めて。自身も就活で限りなく「こんなことを繰り返して何になるのだろう」と思っていたが、鴻上さんがまさしく代弁してくれた。社会に一石を投じる小説。ただそれよりも純粋に素晴らしい人材たちに、心を打たれた。印象操作もあったが、某3人に疑いの目を持ってしまった自分が情けない。。人の腹黒いところ、素敵なところ、しっかりと見極められる力を身につけていきたい。本当に秀逸な作品でした。

紡がれている言葉一つ一つが丁寧で、温かくて、メッセージ性がありました。短編集でここまで感動したのは初めてです。表紙が素敵で思わず手に取ってしまったのですが、本当にいい出会いでした。学生の時にこの本を見つけられていたらなぁと思います。終盤で名前を読んで？！となって見返してしまいました笑 全体的な構成も素晴らしかったです。本を読むことの真髄が、この作品には詰まっていると感じます。