大好きな『ごんぎつね』の作者新美南吉さん。なのに他には『手袋を買いに』ぐらいしか知らなかった。ただ単に優しいだけの童話ではなく、社会の厳しさ、人間のエゴなどを描いており、後味の悪い作品もある。でも、綺麗事だけでは生きていけないんだよって教えてもらえる。児童には少しキツいかもしれないけど、読んでおくべき図書だと思う。

戦時下、軍の圧力に耐えながら新劇に身を投じた劇作家、演出家、俳優たち。どんな形であれ芝居をしたいと移動演劇隊を結成する。新劇のスター丸山定夫を中心とした「桜隊」は最も危険であると噂されていた広島への巡業を決行した。運命の8月6日…。演出家・八田元夫の遺した膨大な資料を広島出身のノンフィクション作家・堀川惠子が紐解いていく…。この夏はじめて移動演劇隊「さくら隊」殉難碑の慰霊式に参加した。そして本日、この本を原作とした劇団東演の『獅子の見た夢』を鑑賞する。絶対に忘れてはならない歴史がそこにある！

大好きな『ごんぎつね』の作者新美南吉さん。なのに他には『手袋を買いに』ぐらいしか知らなかった。ただ単に優しいだけの童話ではなく、社会の厳しさ、人間のエゴなどを描いており、後味の悪い作品もある。でも、綺麗事だけでは生きていけないんだよって教えてもらえる。児童には少しキツいかもしれないけど、読んでおくべき図書だと思う。