日本、原美術館でやっていた展示の二度目の書籍化。一目で装丁のこだわりがわかる。人の話を聞くと言うセラピーが新しかった。辛い話の多くにはやはり恋や死を連想させるものが多かった。 痛みまでと病んでからの2章に分かれている。私はいつか一点を数時間も見つめるほどの痛みに襲われるとき、どのようにしてその状況を切り抜けるのだろうか。
当事者だからと言って全てをわかってるわけではないし、当事者だから偉いってわけでもなくて、当事者こそがよくわかってるわけではないんだろうけど、この本の作者という意味では、この本の当事者性は半端ない。
商品経済と野生は対峙すること。こどもの知性はまだ60年代的所得倍増や80年代的バブルなどの成長の夢を見ているがその成長は限界に達しているから、いまこそ小商い、そんな一冊。昔の街や人の温もりっていいな。文明社会の中である理想が達成されたから共同体が崩れて個人が誕生した。そして成長の限界に達した経済はそうした個人ニーズをターゲットにして子供部屋にテレビを、のような概念ができた。さらに個人に対しても複数のニーズを差し出して物欲を刺激させ、発展の延長をしたみたいな話が良かった。別の著作も読みたい。
会社の決まりで絶対最低1週間に一冊は本読んでます
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ジェンダー的意味合いも含めて結婚の定義を再検討する内容もあった。漫画のようにスラスラ読める。