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2024年11月の読書メーターまとめ

おはら
読んだ本
2
読んだページ
465ページ
感想・レビュー
2
ナイス
9ナイス

2024年11月に読んだ本
2

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

おはら
筆者まず、現在の「キャリア」を優遇する仕組みに何ら法的根拠はないと指摘した上で、戦前の身分差別的な官吏制度から戦後の(タテマエ)民主的な国家公務員制度に移行する過程で、「キャリア」と「ノンキャリア」の身分差別を規定する法的な基盤は撤廃されたものの、人事のインフォーマルな運用によって戦前の「高文組」に代わる「特権階層」が生み出された様を「こぼれ話」を織り交ぜながら物語調で書いてるので図らずも楽しみながら読めた。インフォーマル格差であるが故に透明性が低く改革が難しいというのは男女格差についても言えると思った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
2

おはら
筆者まず、現在の「キャリア」を優遇する仕組みに何ら法的根拠はないと指摘した上で、戦前の身分差別的な官吏制度から戦後の(タテマエ)民主的な国家公務員制度に移行する過程で、「キャリア」と「ノンキャリア」の身分差別を規定する法的な基盤は撤廃されたものの、人事のインフォーマルな運用によって戦前の「高文組」に代わる「特権階層」が生み出された様を「こぼれ話」を織り交ぜながら物語調で書いてるので図らずも楽しみながら読めた。インフォーマル格差であるが故に透明性が低く改革が難しいというのは男女格差についても言えると思った。
が「ナイス!」と言っています。
おはら
4章以外読んだ。この本が書かれた当時の文脈(官僚制は非効率だという批判が吹き荒れる)からしたら仕方がないのかもしれないが、現行の官僚制の人事管理システムを効率的で優れたインセンティブ・メカニズムであると全面的に肯定し称賛する著者の立場には違和感があった。特に日本が諸外国に比べて極端に少ない公務員数で高いパフォーマンスを発揮できているのはこのメカニズムのためである(従って公務員数を増やす必要はない)と断言しているが、極端に男性が多く極端に長時間労働していることなど他にも考慮すべき変数があるのではと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/06/28(1635日経過)
記録初日
2019/06/05(2024日経過)
読んだ本
65冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
17240ページ(1日平均8ページ)
感想・レビュー
47件(投稿率72.3%)
本棚
1棚
性別
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