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2024年10月の読書メーターまとめ

Ducklett21
読んだ本
2
読んだページ
796ページ
感想・レビュー
2
ナイス
26ナイス

2024年10月に読んだ本
2

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Ducklett21
ネタバレ ノーベル賞作家オルハン・パムクの国境近くの街で起きたクーデター?に巻き込まれた詩人の物語。取材を名目に忘れられない女性に会いにいく詩人 Ka。宗教に振り回されてきたこのトルコという国がたどり着いた政教分離は決して安定なものではなく、対立の火は消えないように見える。そんな現実を描きつつ、詩や演劇といった芸術、男女の愛憎も絡ませた壮大な物語でした。街を外から遮断する大雪がいくつもの場面で効果的に投影されていて、人々が繰り広げる暴動を淡々と包み込む様子が美しい。大作で時間はかかったけどその甲斐はありました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
2

Ducklett21
ネタバレ ノーベル賞作家オルハン・パムクの国境近くの街で起きたクーデター?に巻き込まれた詩人の物語。取材を名目に忘れられない女性に会いにいく詩人 Ka。宗教に振り回されてきたこのトルコという国がたどり着いた政教分離は決して安定なものではなく、対立の火は消えないように見える。そんな現実を描きつつ、詩や演劇といった芸術、男女の愛憎も絡ませた壮大な物語でした。街を外から遮断する大雪がいくつもの場面で効果的に投影されていて、人々が繰り広げる暴動を淡々と包み込む様子が美しい。大作で時間はかかったけどその甲斐はありました。
が「ナイス!」と言っています。
Ducklett21
ネタバレ 思わぬ過去が明らかになり大きく人生が変わる女性の物語。異常なほどに過保護の母親ではあったが、「私」を守ろうとするのには理由があった。「私」には過去を負わせてはならないという母の覚悟がすごい。そんな過去を知り茫然とする「私」だが、母の愛情と努力について語ろうにももう母はいない、そんな悲しみが刺さります。どんな人にもこれほどではないにしても、知り得ない過去があり気づかない優しさに包まれていると思わされる。森の女性・女優や夫などの繋がりが今ひとつ腑に落ちなかったけれど、韓国の過去も織り込み深みのある小説でした
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/07/02(1605日経過)
記録初日
2019/11/19(1831日経過)
読んだ本
201冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
59886ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
136件(投稿率67.7%)
本棚
4棚
自己紹介

日常の中の素敵な瞬間を切り取って見せてくれる短編小説が好きです。

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