加藤諦三やその他の精神医学にまつわる本を読んでいつも思うのだけれども、「人間とはかくあるべき」という唯一の理想モデルを押し付けてくる印象を受ける。まるで歴史における「発展段階論」、ある意味で進歩史観というか、マルクス主義的というか。他の可能性、オルタナティブを「子ども」と決めつけて断罪する姿にどうしても文革の紅衛兵や新左翼の総括に似たものを感じる。
(日本の)終わりを見る会
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