ありがちな、「悲しみに浸ってないでガンバレ！」的な本なのかと思って読み始めたら違った。１ページ目からの「悲しく見えるとひとに好かれないのではないかと思ってそうしているのだ」→３ページ目「そんなときはこんな顔」で胸にグサリ。誰かに聞いてほしい、でも誰にも話したくない、その感じよくわかる。悲しみのあまり、ひどいことをするときもある。これもよくわかる。誰もがこうして、悲しいつらいことを抱えて、やりすごしているんだと思わせてくれる本でした。これは子ども向けではない。

この女の子は、小学校何年生だろう？大人の感覚でなんとなく読んでしまったけど、小学生の女の子が、乗ったバスが思いがけないところに行ってしまい、自力でなんとかしなきゃいけないって、とんでもなく恐ろしいことなんじゃない？文字ではなく絵が、その恐怖を表現している絵本。みわたす限りの背の高い植物の畑はトウキビなんだろうか。こんなところに落としたリコーダー、よく見つけたな…無事に帰れて本当によかった。

ありがちな、「悲しみに浸ってないでガンバレ！」的な本なのかと思って読み始めたら違った。１ページ目からの「悲しく見えるとひとに好かれないのではないかと思ってそうしているのだ」→３ページ目「そんなときはこんな顔」で胸にグサリ。誰かに聞いてほしい、でも誰にも話したくない、その感じよくわかる。悲しみのあまり、ひどいことをするときもある。これもよくわかる。誰もがこうして、悲しいつらいことを抱えて、やりすごしているんだと思わせてくれる本でした。これは子ども向けではない。

知識欲を刺激されました。わかめ…よく知ってる食材。わりとよく食べるし、自炊じゃなく外食でも何かしらに入っていて「ああわかめだな」と思って食べてるけど、わかめのことを何も知らんかった…！春に「めかぶ」から「遊走子」として巣立ち、夏の間に「配偶体」に変身し、秋に受精して「わかめ」になる。冬の間に一日に2～3cmも成長し、また春がきて子（遊走子）を生む。なんと面白い植物であろうか。生わかめなんかメイン料理になれないくせに手がかかりすぎるので敬遠していたけど、こんどスーパーで見かけたら買ってみようかな。

なんの共通点もなかった（というよりむしろ第一印象はお互いに全員、悪い）男子高校生３人が、園芸部で植物のお世話をしながら、それぞれに成長するお話。全員の成長があって読後感がさわやかな一冊でした。園芸やりたくなった。下手なんだけど。

韓国のファンタジー絵本。熱を出して寝込んでいるぼくの枕元にやってきた妖精たち。ぼくのおかあさんがぼくくらいだったとき、よく一緒に遊んだけど、おかあさんはだんだん大人になって妖精たちと遊ばなくなった。あの頃もらった花の指輪を見たら、おかあさんは妖精たちのことを思い出して、子供に戻ったおかあさんとぼくと妖精たちは一晩いっしょに遊ぶ。とても美しくきめ細かい絵本でした。

オシャレなイラストと文章のお話。読みやすい。小５のゆきちゃんと、みこおばさんとのお出かけ（異人館と港、ということは神戸？）で買ったチョコレートを食べながら、みこおばさんの即興の物語を聞く。なんかステキな時間。

ずっと読みたいと思っていた本。素朴なイラストと短い文章の悲しい本。まだ若い青年、24年前に待望のひとり息子としてこの世に生まれ、遊び、学び、恋愛し、将来を誓い合う人もいたのに、戦争に召集され今はひとり湖のほとりで死んでいる。「戦死」＝「すごい昔に遠いところで私の知らん人が戦争で亡くなる不幸なこと」と思ってしまうが、こういうの読むと「あなたと私の物語」だなと思う。生きてる時代が違うだけ。表紙の犬は、10歳のときに一緒に迷子になった子かな。主人の帰りを待っているんだろうか。後ろから読んでもいい。