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2025年1月の読書メーターまとめ

はしご
読んだ本
3
読んだページ
352ページ
感想・レビュー
3
ナイス
15ナイス

2025年1月に読んだ本
3

2025年1月のお気に入られ登録
1

  • kokada_jnet

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

はしご
本のなかで言及されていたか覚えていないけど、「動的平衡」の語が頭に浮かんだ。ビオトープや地面に生えている植物の例えなど、いきものとして捉えている方が多い印象。パラグラフリーディングをする管啓次郎さんと、蔵書をひたすら電子化して、ワード検索する飯間浩明さんは本質的には同じことをしているのでは。積みすぎてスリッパが出せないといった話も楽しい。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
3

はしご
一人称の語りから途中で幼馴染と思われる声が地続きで入ってきて、平易な文章でぐにゃりと現実を歪ませる不穏さ。最近の日本のホラー映画とも近いかも。最近読んだ吉田知子『お供え』とも通じるものを感じる。全体に描きすぎず余白も残されているが、ごまかしているような印象はなく、着地の余韻も見事。一作目でこれは圧倒的では。賞の評で角田光代さんも語られていたが、「わたし」も「キイちゃん」も性別すら曖昧で、途中から読みはじめたときとそれぞれ別の性別を想像した。
が「ナイス!」と言っています。
はしご
本のなかで言及されていたか覚えていないけど、「動的平衡」の語が頭に浮かんだ。ビオトープや地面に生えている植物の例えなど、いきものとして捉えている方が多い印象。パラグラフリーディングをする管啓次郎さんと、蔵書をひたすら電子化して、ワード検索する飯間浩明さんは本質的には同じことをしているのでは。積みすぎてスリッパが出せないといった話も楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
はしご
イランからアメリカにきた英語を話す父、アメリカから日本にきた日本語を話す主人公、それぞれが言語に複雑な思いを抱えており、父と同様イランからアメリカにきてもイラン系コミュニティでペルシャ語を話す伯父の存在も含めて多様だ。バイリンガルという言葉からはポジティブな印象をつい持ってしまうけど、ここで描かれているのは属せない、あるいは属したくないといった漂泊の念だと思う。父の家に繁茂する葛(くず)が象徴的で、日本由来というのもいろいろ含みがありそう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/08/09(1655日経過)
記録初日
2020/11/10(1562日経過)
読んだ本
380冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
106939ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
47件(投稿率12.4%)
本棚
1棚
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