話はド派手なのに、泣きたくなるような、タイプミス由来の誤植（「ほほおえんだ」とか）がたくさんで、出版事情の厳しさに泣きたくなる。

コジェーヴの『ヘーゲル読解入門』が手軽に買えるようになった記念で読んだ。難しい。

「『差別をつくり、それに悩む』という、二重の破壊的傾向」！

やはり文学者たるもの友達に、弟子にヨイショしてもらわねばね。

「古今東西の文学作品の「あれもこれも」読んでいた人間のなれの果てが、本書執筆である。教養はあてにならない」というが、どうしてそうなったのか、なぜこれからも「「教養」の亡霊との抗争」を続けずにはいられないのか、舞台裏の方が気になる。「真摯」で「誠実」な人なのかなあ……。

話はド派手なのに、泣きたくなるような、タイプミス由来の誤植（「ほほおえんだ」とか）がたくさんで、出版事情の厳しさに泣きたくなる。