読書メーター KADOKAWA Group

読書グラフ

3/294/14/44/74/104/134/164389043891438924389343894ページ数138139140141142冊数読書ページ数読書冊数
著者グラフ上位10名
もっと見る

最近の感想・レビュー

データの取得中にエラーが発生しました

最近の感想・レビューはありません

takirie
新着
芸術に無知な私が、とある事情で「芸術鑑賞で良い本があったら教えて!」と友達に相談し、紹介された本。題名から障害を持つ方をサポートする話かと思ったら、全然違いました。というか、そう思った時点で自分の驕りに気付かされました。内容は著者が白鳥さんと楽しく美術館に行く話ですが、そこで感じた気付き、戸惑い、疑問は、私の中の差別や「べき論」を揺さぶりました。こうしてあげなきゃ、そうするべきではない、の前に、一緒にいること、共に笑うこと、その大切さ。果たして私は出来ているかな…。ここ最近読んだ本の中で一番良かったです。
0255文字
takirie
新着
十二国記は「月の影 影の海」を読んだだけなので、ほぼ初心者。でも世界観を知らなくても十分楽しめました。男子高校生・高里の周囲で起こる不可解な事故。人々の彼を見る目が恐怖から憎悪へと変わっていくところにゾッとしました。でも自分もその場にいたら憎む側に立つのではないか。高里に媚びる坂田や高里を忌み嫌う母親、自分の正義と相容れず憎悪を募らせる記者の心情、どれも分かるのです。一方で高里に自分を重ねる広瀬の心情も。異質なものへの人々の反応は今と重なるところがあり、30年前の小説とは思えません。十二国記、読もうかな。
0255文字
takirie
新着
「ハムレット」より面白いと思ったのは昼ドラのような展開だから。出世できなかった男が奸計をめぐらせたり、その男に唆されて妻の不貞を疑ったり、男の嫉妬って怖いわぁとニマニマしながら読みました。しかし、それに付き合わられる女は堪ったもんじゃありません。勝手に不貞を疑われて、「淫乱」だの「売女」だの罵られて、挙句の果てに殺されて。まさに悲劇。この程度の理解しかない私なので、今回も解題や解説がとても勉強になりました。オセローは「愛の悲劇」。隙間のない完全な愛が毀れていく過程がその主題。そうだったのか、と思いました。
0255文字
takirie
新着
サクッと読めるミステリー。頭脳明晰だけど空気の読めない天才女医・天久鷹央が、部下で語り手の小鳥遊優をこき使いながら摩訶不思議な事件を解いていきます。ミステリーとしては凡庸だけど、「不可視の胎児」は鷹央の人間性が垣間見れてなかなか良かった。診断の見落としに鷹央が「私のミスだ」とはっきり告げて患者を説得するところは、血が通ってる感じがしていい。鷹央にも、鷹央を信じて見守る小鳥遊にも、好感が持てました。小難しくなく、ちょっと面白い本を読みたいなという時に良い感じです。表紙が可愛すぎるのがオバさんにはアレですが笑
0255文字
takirie
新着
「マエ持ち女二人組」第2弾。前作は罪を背負いながら健気に生きていく芭子と綾香の姿が描かれていましたが、今作は訳ありの過去や秘密を抱える人々との出会いが描かれています。普通の人と違って前科のあるふたりですが、彼女たちの心情に寄り添って読めるのは、誰しも人に知られたくないものを抱えながら生きているからではないでしょうか。「すれ違う背中」のすべてが幸せではないはず。でもささやかな幸せや希望を胸に抱いていれば、きっと道を踏み外すことはないと信じたい。芭子と綾香の未来はどうなっていくのか。次作も楽しみです。
0255文字
takirie
新着
重松清は巧いなぁとつくづく思います。自分の見たくない部分を、抉るのではなく、優しく炙り出してくる。ここが行き過ぎると鼻についてしまうのですが、この短編集はギリギリ一歩手前のところで物語が終わります。問題は解決しないけど、手がかりを残して人生は続いていく、そんな感じでしょうか。子育て中の身としては「セッちゃん」が辛かった。いつか加奈子が「セッちゃん、頑張ったね。本当は大好きだったよ」と言える日が来て欲しい。でもそこまで書かなかった重松清は、本当に巧いなぁと思いました。
0255文字
takirie
新着
52ヘルツのクジラとは、他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴くため、仲間がいるはずなのに何も届かない、届けられない孤独なクジラのこと。ここはとても良いと思います。生きづらさの多くはこのあたりにあると思うので。ただ登場人物にもストーリーにもリアリティがない。今の社会問題がいろいろ描かれているけれど、詰め込みすぎな気がします。もっとテーマを絞り、登場人物に深みを持たせて欲しかった。正直、主人公の貴瑚にアンさんや美晴や主税が執拗に拘る理由が分からない。幸薄の魅力か。他にもあって欲しいけど、私には分からなかった。
0255文字
takirie
新着
ふだん目を瞑ってやり過ごしている違和感の数々をギュッと詰め込んだような一冊。首都圏連続不審死事件が下敷きとなっているため、ワイドショーを見た時のザワザワした気持ちが浮かんできます。人との関係も、情報も、欲望も、バターのような濃厚さを求める時期は確かにあるでしょう。でもそれだけでは倒れてしまう。濃厚さは、あっさりの中に少し。その加減がなんと難しいことか。愛するとは。愛されるとは。自分らしさとは。幸せとは。答えははっきりと示されていません。もがきながら自分の良い加減を見つけていくことが大切なのかもしれません。
0255文字

読んだ本
140

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/09/13(1677日経過)
記録初日
2020/09/13(1677日経過)
読んだ本
140冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
43892ページ(1日平均26ページ)
感想・レビュー
140件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
自己紹介

本を読むのは楽しみであり、修行。
たまたま手にした本が、自分のいろんな感情を刺激して、揺さぶったり、繋がっていく感覚が好き。
なので、ジャンルにこだわらず、いろいろ読んでいきたいです。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう