主人公の廉司に共感できるかどうかで好き嫌いが分かれそうな作品です。私はめっちゃ好きでした!!というか廉司、女子を沼らせるの普通に上手いと思う。絶妙にワガママで自己中なところもあるんだけど、優しいとこも行動力もあるから、押さえるとこ押さえてるな～と感心しました。祈織ちゃんが沼るのもわかる笑。廉司は愛華ちゃんには雑なところがあるんだけど、愛華ちゃんみたいなタイプの子は雑に扱われるのに慣れてないから、逆に惹かれちゃうんだろうなぁ。女子目線で読んでも面白かったです!!

この作品の空気感がたまらなく好きです...!!気にしすぎる性格の鳩代司と、彼に片思いする瀬戸洋平。高校の同級生で下宿仲間の二人が、サブレの祖父の家で過ごした4日間の夏休みを描いた物語です。二人の会話が本当に可愛らしくて、タイトルの『あと全部』が持つ意味が心に響きました。お互いの面倒なところを言葉にする大切さをしみじみと感じられます。途中でドキドキする展開もありましたが、ラストはとても爽やかで、読後感が最高でした!!

タイトルが示す通りの物語でした。青さと痛みが凝縮されている作品。正義感に駆られて行動すると、勢い余って力が偏ることに気づけず、結果として突き進んでしまう…その影響で、大切な人を深く傷つけてしまう場面には胸が痛みました。こうした人はSNSでよく見かけるので、余計に。ただ、自分の行動をしっかり振り返って、その上で行動を改められた楓は、まだマシなのかもしれませんね…。

物語の中で特に大きな山場があるわけではなく、個人的に強く共感できる部分はありませんでした…。ですが、それぞれの登場人物が自分の考えに基づいて行動する姿に人間の面白さは感じます。あまりよくない評価も見られますけど、この作品にはそういう評価も自然なものとして受け入れられる側面があると思います。理解できないものに触れて、それを自分の中に取り込んでみることも、本を読む楽しみの一つですよね!!

主人公の廉司に共感できるかどうかで好き嫌いが分かれそうな作品です。私はめっちゃ好きでした!!というか廉司、女子を沼らせるの普通に上手いと思う。絶妙にワガママで自己中なところもあるんだけど、優しいとこも行動力もあるから、押さえるとこ押さえてるな～と感心しました。祈織ちゃんが沼るのもわかる笑。廉司は愛華ちゃんには雑なところがあるんだけど、愛華ちゃんみたいなタイプの子は雑に扱われるのに慣れてないから、逆に惹かれちゃうんだろうなぁ。女子目線で読んでも面白かったです!!