又椎本後半の中の君を几帳より垣間見して評する部分は原文でないと美しさは伝わりません。 特に紫の上の手許で大切に育てられた明石の中宮腹の一の宮との比較は様々な伏線と共に源氏物語の深く偉大な面白さが浮き出る場面です。 一部紹介 ~かたはらめなど、あなろうたげと見えて、にほひやかに、やはらかにおほどきたるけはひ、女一の宮も、かうざまにぞおはすべきと、ほの見たてまつりしも思ひくらべられて、うち嘆かる。
③ 怨霊に関する論文も民俗学的視点で論じていて大変興味深く読みました! 源氏物語の男女両主人公に関する論も歌舞伎を例に挙げながらその文化的影響について論じていて面白かったです! 文字ぎっしりの全531ページの文庫ですが国文学に興味のある方は是非読んで欲しい論文集です!
学童保育の指導員をしながら関西圏を中心に様々な散策や趣味・ボランティアを愉しんでいます。
特に好きな趣味は、文化鑑賞・神社仏閣巡り・歴史古跡巡り及び探索・源氏物語・日本の古典・民俗学・HIPHOP・登山・キャンプ・剣道・遊び作り・スキルアップ・絵本読み聞かせ・オケラとイシガメ探しです!
本は「読む」書籍派でネットや書店で購入するのを基本に、無い本や高価な本は最寄りの図書館で他の図書館から取り寄せてもらいます!
通常付箋で気になった所にマーキングして後から読み返したりします!
新書類は傍線や矢印やマーク・コメント等の書き込み派です!
デジタルは電子信号の光なので「視る」・オーディオ系は音なので「聴く」と判断しているのでめったに使用しません。
源氏物語関連の本は290冊以上、絵本は100冊以上、新書も100冊以上、地域・レクリエーション本100冊以上、その他も100冊以上所持していますが、仕事と趣味が忙しくなかなか整理がつかないので、ここは源氏物語関連本を中心に振り返り用書庫として活用させていただいています。
源氏物語は、原文注有は「新潮日本古典集成」新装版(全八巻)が資料や注も良く2色刷りで読み易く気に入っています。
補作は「山路の露」と「手枕」、現代語訳は円地文子訳、漫画は牧美也子版、いずれも原作を昇華させていて好きですね。
源氏物語を題材にした小説や能楽等の戯曲や映像作品も好きで色々読んだり観たりして愉しんでいます!
参考書は「新装版常用源氏物語要覧 (武蔵野書院)」と「源氏物語図典 (小学館)」そして「源氏物語手鏡 (新潮選書)」が広範囲に疑問点を解き理解を深める事が出来るのでお薦めです!
論文は面白いのが多すぎて選べないですが、特にと言えば、秋山虔先生と清水婦久子先生の論はどれも好きで、更に林田孝和先生の「源氏物語の精神史研究」・倉田実先生の「紫の上造型論」・永井和子先生の「源氏物語と老い」はお気に入りの蔵書の一つです。
皆さんの書かれている本の感想は大変参考になり新しい発見もあり刺激になっています。
これからも活用させていただきます。
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③ 怨霊に関する論文も民俗学的視点で論じていて大変興味深く読みました! 源氏物語の男女両主人公に関する論も歌舞伎を例に挙げながらその文化的影響について論じていて面白かったです! 文字ぎっしりの全531ページの文庫ですが国文学に興味のある方は是非読んで欲しい論文集です!
ナイスをありがとうございました♡釋迢空は短歌関連でかなり読みましたが発想と理論の素晴らしい方ですね(^-^;